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熱損失係数がわかる住宅を建てよう!

2006/12/22 Fri

その日射取得熱の重要性について古来日本の住宅は、南面に大きく開口を取って冬の日射を利用し、寒い冬を暖かく過ごす知恵を持っていました。
南面の開口が大きくなると冬の日射の恩恵を受けて暖房負荷を低減できるのですが、その反面夏にはオーバーヒートを起こしてしまいます。そこで古来の住宅は庇である程度防いできた経緯があります。

あるいは開口部の周囲には落葉樹を植えて夏は日射を防ぎ、冬は落葉することで日射を多く取り入れるそんな工夫が当たり前でした。そこで新省エネ基準の告示では規定しなかったものの熱損失計算を行う場合は冬の日射を計算することが望ましいとされています。
次世代省エネ基準でも夏期日射取得係数は規定されているもの冬期についてやはり規定されていません。
126zjawnja1njlfmtkznty3nvsxxsipq5cu.jpg●写真1:は太陽の角度から考えて作られた窓庇

参考に冬期の日射取得係数の基準値はⅠ~Ⅱ地域(0.08) Ⅲ~Ⅴ地域は(0.1)となっています。

ここで注意しなければならないのは夏期取得係数の基準値と違って基準値の数値より大きくすることが望ましいということです。この基準値を満足させるためのは真南より45度以内の方向に窓面積を全面積の40%以上にすれば基準をクリアするようです。






126zjawnja1njlfmjazmzq2ntzbmv254a.jpg●写真2:は冬期の日射取得熱も考慮した熱計算書です。
暖房負荷低減を考えるならば考えてもよいのではないでしょうか。
住宅を設計する際には
こんな部分に気を使うと冬期の暖房費も低減できるのです。

こんな細かい部分まで気を配る設計事務所は岩手では植田優建築工房さんと佐川アトリエ設計事務所さんではないでしょうか。
次世代省エネ基準を最低基準としてQ1住宅(1W/m2)を目指しながら省エネ住宅を設計しておられます。

庇の出の計算も太陽の角度から計算して、通風も考えて周囲には先程説明したように日射の関係から植樹も考えます。できればパッシブ住宅を目指します。

次世代気密評定を認定されている工法であっても実は1棟1棟熱損失係数は違うのですから検討しなければなりません。

間取り、外観、仕様、設備機器の豪華さに目を奪われないで、又坪なんぼの世界?の住宅ではなく自分の家の(モデル住宅ではなく)熱損失係数がわかる住宅を建てることができれば長い目でみればコスト削減に繋がるのです。


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住まい環境プランニング:技術顧問
(設計事務所:高性能住宅専門)
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