現場から見る業者選びのポイント(内断熱編)
一生に一度、大金を投じて建てる住宅を依頼する業者選びは大変難しいことです。
高断熱高気密住宅の技術で可能になりつつ100年住宅ですが建てる際の業者選びには注意が必要です。
実は寒い岩手においてもこうした技術は住宅業界全体には普及していないのが現状です。
ブランド志向の日本人ですが・・大手有名ハウスメーカーなら安心かというと必ずしもそうでないのです。
「100年住宅」と宣伝しているものの極めて技術が未熟な技術で建てられた住宅も少なくありません。
大手○○○ハウスの100年住宅を購入したAさんから調査依頼の電話をいただき行ってきました。
100年住宅の環境はさぞ凄いものだと想像しながら・・・です。
「これじゃ女性は惚れるわな!」という感じの外観は、さすが立派な作り(仕様)なっています。
お邪魔して奥様から事情を伺うと低燃費で冬暖かく、夏涼しい岩手型の高断熱高気気密住宅なのに40坪程度住宅で暖房費が5万円もかかるというのです。
お邪魔した時は暖かくなっため見ることができなったのですが「ツララ」の出方が異常だというのです。
そこで高気密高断熱住宅ではないのではないかと疑問を持って知り合いを通じて調査依頼がきたという訳だったのです。
少し話が逸れてしまいましたが
しっかりした住宅を建てるには「見極め」が必要となります。
住宅を建ててもらう側は素人です。
建てる側の
ハウスメーカー、工務店は必ず高気密高断熱住宅を建てることができるといいます。
「見極め」の簡単な方法は
①その業者が建てた住宅を見せてもらうことです。
そのお宅を紹介してもらい、業者のいない所で住んでいる人の生の声を聞くことです。
(最低3件は紹介してもらいましょう)・・モデル展示場、あるい展示場購入者のお住まいは対象に」してはいけません。
(展示場はクレームがないように施工も吟味をし、気合を入れた見せるため住宅ですので参考にはなりません)
②現場を見る(それも連絡なしで現場を見せてもらう)
素人でもわかる部分を見る。
下の写真は地域工務店の内断熱(グラスウール充填)の気密シートの先張りをしている風景です。
在来木造住宅で柱を建てている段階で先張りシートをきちんと施工している会社であれば
交渉してもいいと思います。

●胴差し廻りにはあらかじめ0・2mmを先にシートを張り付けておきます。
棟、梁や桁が接合する部分はシート張った上から写真のようになります。
●土台廻りの火打部分です。
これも火打を入れる前に先張りシートをはりつけた状態です。
●これは外部側から張りつける透湿防水シートと呼ばれているものです。
若し室内で発生した水蒸気が断熱材に浸入した場合に外部に放出する作用があり外部からの雨水、風は防止するというものです。
一般的にはシートとシートの接合部は
このようにタッカーで止めた後テープでしっかりと止めるのが基本です。
こうしないと隙間が生じてせっかくの断熱効果が半減してしまいます。
気密性能が抜群でも断熱性能が下がるのはこんな所なのです。
※写真のようにきちんと先張りシート、テープ処理をしている業者は意外と少ないのです。
こうして考えてみると
現場から見る業者選びは意外と簡単に見分けることができます。
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実は寒い岩手においてもこうした技術は住宅業界全体には普及していないのが現状です。
ブランド志向の日本人ですが・・大手有名ハウスメーカーなら安心かというと必ずしもそうでないのです。
「100年住宅」と宣伝しているものの極めて技術が未熟な技術で建てられた住宅も少なくありません。
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100年住宅の環境はさぞ凄いものだと想像しながら・・・です。
「これじゃ女性は惚れるわな!」という感じの外観は、さすが立派な作り(仕様)なっています。
お邪魔して奥様から事情を伺うと低燃費で冬暖かく、夏涼しい岩手型の高断熱高気気密住宅なのに40坪程度住宅で暖房費が5万円もかかるというのです。
お邪魔した時は暖かくなっため見ることができなったのですが「ツララ」の出方が異常だというのです。
そこで高気密高断熱住宅ではないのではないかと疑問を持って知り合いを通じて調査依頼がきたという訳だったのです。
少し話が逸れてしまいましたが
しっかりした住宅を建てるには「見極め」が必要となります。
住宅を建ててもらう側は素人です。
建てる側の
ハウスメーカー、工務店は必ず高気密高断熱住宅を建てることができるといいます。
「見極め」の簡単な方法は
①その業者が建てた住宅を見せてもらうことです。
そのお宅を紹介してもらい、業者のいない所で住んでいる人の生の声を聞くことです。
(最低3件は紹介してもらいましょう)・・モデル展示場、あるい展示場購入者のお住まいは対象に」してはいけません。
(展示場はクレームがないように施工も吟味をし、気合を入れた見せるため住宅ですので参考にはなりません)
②現場を見る(それも連絡なしで現場を見せてもらう)
素人でもわかる部分を見る。
下の写真は地域工務店の内断熱(グラスウール充填)の気密シートの先張りをしている風景です。
在来木造住宅で柱を建てている段階で先張りシートをきちんと施工している会社であれば
交渉してもいいと思います。

●胴差し廻りにはあらかじめ0・2mmを先にシートを張り付けておきます。
棟、梁や桁が接合する部分はシート張った上から写真のようになります。
●土台廻りの火打部分です。
これも火打を入れる前に先張りシートをはりつけた状態です。
●これは外部側から張りつける透湿防水シートと呼ばれているものです。
若し室内で発生した水蒸気が断熱材に浸入した場合に外部に放出する作用があり外部からの雨水、風は防止するというものです。
一般的にはシートとシートの接合部は
このようにタッカーで止めた後テープでしっかりと止めるのが基本です。
こうしないと隙間が生じてせっかくの断熱効果が半減してしまいます。
気密性能が抜群でも断熱性能が下がるのはこんな所なのです。
※写真のようにきちんと先張りシート、テープ処理をしている業者は意外と少ないのです。
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