電磁波シールド効果がある家?
電磁波シールド効果がある家?
(我が家)は携帯電話での会話がしづらい家になっています。
地域的には何処でも通じる筈なのですが
家の中では通話がブツッと遮断されたり電波が弱くなったりすることがしばしばです。
電話が来ると立ちながら窓のある場所に移動しなければ最後まで会話ができません。
気密住宅に係わって25年ですがある材料を使った気密住宅で施工した場合は携帯電話が使えないとか、ブツブツ切れるといったお客様の声が数多くありました。
「気密住宅と携帯電話とは何か因果関係があるんだろうか?」
そんなことを考えていた時期がありました。
お客様から
「携帯が通じづらいんだけど!」
と言われた場合は
「気密住宅だからですよ。」
と言った曖昧な回答をしていた頃がありました。
最近その因果関係が公的機関(京都府中小企業センター)で試験された報告で知ることができました。
その試験とは※携帯電話電磁波の透過性を調査するために、電磁波シールド測定です。
■試験方法はKEC法に基づき測定(KEC:関西電子工業振興センターの略称)発信部と受信部の距離は10mm/試験室の温湿度は20℃/測定周波数110~1000MHz
私が係わっている話ですから、そのシールド材は断熱材なのです。
写真は外断熱(外張り工法)に使われた硬質ウレタンフォームの成形板です。
我が家もこの断熱材を外張りしています。当然屋根も厚さは違えど同じ材料です。
結論を言ってしまえば
実はこの断熱材の特徴は室内側にアルミの蒸着フィルム7μmを貼り、外部側に撥水処理を施したクラフト紙を貼っていて、中間にウレタン材がサンドイッチにされたものです。
そのアルミの蒸着部分に秘密がありました。
(実は、この外張工法でこの断熱材を採用した理由は、電磁波カットを期待したのではなく、水蒸気の透過を防ぐ(防湿層+気密層)ことができることが採用のきっかけだったのですが・・)
これが電磁波シールドされる家となってしまったのです。
NTTドコモの周波数(800MHz)では
この材料を使うと68dB(99.96%)のシルード効果があります。
電磁波が健康にどう悪いのか因果関係はまだ明確になっていませんが、
アメリカでは高圧線下の家に住む住人がガンになったとい報告もありますので、
こんな場所に建てなければならない場合は有効な断熱材ではないかと考えられます。
その代わり、携帯電話が通じづらいのですが・・・・!
その材料とはクランボードAP
●実際の家では、僅かな隙間や開口部から電磁波は通過するため、99,96パーセントシールド効果があっても、携帯電話の通話のカットは完全にはできない。
こういう理由で我が家で使う携帯電話での会話はしづらいのです。
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地域的には何処でも通じる筈なのですが
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「携帯が通じづらいんだけど!」
と言われた場合は
「気密住宅だからですよ。」
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最近その因果関係が公的機関(京都府中小企業センター)で試験された報告で知ることができました。
その試験とは※携帯電話電磁波の透過性を調査するために、電磁波シールド測定です。
■試験方法はKEC法に基づき測定(KEC:関西電子工業振興センターの略称)発信部と受信部の距離は10mm/試験室の温湿度は20℃/測定周波数110~1000MHz
私が係わっている話ですから、そのシールド材は断熱材なのです。

我が家もこの断熱材を外張りしています。当然屋根も厚さは違えど同じ材料です。
結論を言ってしまえば
実はこの断熱材の特徴は室内側にアルミの蒸着フィルム7μmを貼り、外部側に撥水処理を施したクラフト紙を貼っていて、中間にウレタン材がサンドイッチにされたものです。
そのアルミの蒸着部分に秘密がありました。
(実は、この外張工法でこの断熱材を採用した理由は、電磁波カットを期待したのではなく、水蒸気の透過を防ぐ(防湿層+気密層)ことができることが採用のきっかけだったのですが・・)
これが電磁波シールドされる家となってしまったのです。
NTTドコモの周波数(800MHz)では
この材料を使うと68dB(99.96%)のシルード効果があります。
電磁波が健康にどう悪いのか因果関係はまだ明確になっていませんが、
アメリカでは高圧線下の家に住む住人がガンになったとい報告もありますので、
こんな場所に建てなければならない場合は有効な断熱材ではないかと考えられます。
その代わり、携帯電話が通じづらいのですが・・・・!
その材料とはクランボードAP
●実際の家では、僅かな隙間や開口部から電磁波は通過するため、99,96パーセントシールド効果があっても、携帯電話の通話のカットは完全にはできない。
こういう理由で我が家で使う携帯電話での会話はしづらいのです。
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