H様の断熱気密工事が始まる!
このブログを通じて
新築することになったH様邸の断熱、気密の施工開始です。
ローコスト住宅で高性能住宅化を目指すには
断熱、気密工事において、どのようにしてに施工を簡略できるかにかかっています。
そのためには断熱材の選定には価格だけでなく施工のしやすさも吟味します。
在来木軸構法、基礎断熱土間床工法
外張断熱(恵みの家=次世代評定第408号)のクランボードAPを採用(これと同等商品でアキレスAL/PEボードもあります。)
ただし
熱損失系数は建物一棟一棟異なるため、確認申請前に事前に熱計算をして断熱材の厚さを決定します。
この工法の利点は断熱材にアルミ箔が蒸着してあり、気密と防湿層の一体成形板であることです。
外張工法に様々な材料がありますが、このような材料を使わない場合は防湿層としてポリエチレンシート0.2mm厚のものを外部から貼りつけ、その上に断熱材を貼りつける作業が必要でしたが一体成形であるために作業工程を減らすことができコストを少しでも下げるための採用です。
(勿論、性能を上げながらコストを下げる工夫です。)
屋根:硬質ウレタン(気密、防水一体成形板)80mm
外壁:同上50mm
暖房:蓄熱暖房器
換気:第三種換気装置(ユ-フレクト)
建物延べ床面積:112.61m2
建物容積:415.13m3
熱損失係数(Q)=1.7w/m2
目標は次世代省エネ基準(Ⅱ地域)の1.9w/m2をクリアする性能。
屋根の断熱施工状況です。
屋根面及び外壁面を合板でシュームレスに包み込みます。
合板の接合部全ての部分を気密防湿テープで予め合板部分で気密化を図ります。
その上にアルミ箔蒸着ウレタンボード50mmを内側にして仮止めします。
次にその断熱材の(外部側)接合部分を気密防水テープで処理をします。
外部側の表面は防水クラフト紙が貼ってあるのでタイベックシートは必要ありません。
(ここでも一体成形のためタイベックシート(透湿防水シート)は必要がないため、工程をカットできてコスト削減に貢献できます。)
次に通気垂木を目地に沿って打ち込みます、
さらに通気垂木間に両面防水クラフト紙の30mmウレタンボードを挟むように貼りつけます。
できるだけ接合部を作らないように縦方向に長いウレタンボードを使用します。(ここでは910×3.030のものを使用しています。)
屋根~外壁の取り合い部分と棟の取り合い部分は気密層を切断しないようにアルミ箔を残し、(上部のクラフト紙をカッターで切りこみを入れて、折り曲げまます。)こうすることでVカットの状態になりますが、気密層が切断されないのです。(一般的にはボードとボートを突きつけて接合部はテープで気密を図ろうとしますが、耐久性を考えれば外部の露出は避けたほうが賢明です。)
さらに、Vカット部分にはウレタン補修材で断熱補強を行います。
写真はVカットされた部分にウレタンを注入している風景です。
この現場は続きます。
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外張工法に様々な材料がありますが、このような材料を使わない場合は防湿層としてポリエチレンシート0.2mm厚のものを外部から貼りつけ、その上に断熱材を貼りつける作業が必要でしたが一体成形であるために作業工程を減らすことができコストを少しでも下げるための採用です。
(勿論、性能を上げながらコストを下げる工夫です。)

外壁:同上50mm
暖房:蓄熱暖房器
換気:第三種換気装置(ユ-フレクト)
建物延べ床面積:112.61m2
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熱損失係数(Q)=1.7w/m2
目標は次世代省エネ基準(Ⅱ地域)の1.9w/m2をクリアする性能。
屋根の断熱施工状況です。
屋根面及び外壁面を合板でシュームレスに包み込みます。
合板の接合部全ての部分を気密防湿テープで予め合板部分で気密化を図ります。
その上にアルミ箔蒸着ウレタンボード50mmを内側にして仮止めします。
次にその断熱材の(外部側)接合部分を気密防水テープで処理をします。
外部側の表面は防水クラフト紙が貼ってあるのでタイベックシートは必要ありません。
(ここでも一体成形のためタイベックシート(透湿防水シート)は必要がないため、工程をカットできてコスト削減に貢献できます。)
次に通気垂木を目地に沿って打ち込みます、
さらに通気垂木間に両面防水クラフト紙の30mmウレタンボードを挟むように貼りつけます。
できるだけ接合部を作らないように縦方向に長いウレタンボードを使用します。(ここでは910×3.030のものを使用しています。)

さらに、Vカット部分にはウレタン補修材で断熱補強を行います。
写真はVカットされた部分にウレタンを注入している風景です。
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