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大雪でわかった住宅の断熱・気密性能!

2013/12/08 Sun


無料相談に「新築3年目ですが1年目から屋根にツララができます。これって当たり前ですか?」というご質問がありましたので旧ブログに投稿した記事を再投稿して回答とさせていただきます。

気象庁によると昨年は青森県の酸ヶ湯で最深積雪566センチを観測(1979年の統計開始以来1位)、今年もすでに100cm前後の積雪があり大雪の傾向となると予想されています。
そこで、その大雪が「住宅の断熱・気密性能がわかる!?」、つまり大雪で屋根に積もった状態で住宅の断熱・気密性能がわかる方法があります。

昔の茅葺の家は冬になると必ず「ツララ」を冬の風物詩として見ることができますが最近建てられた住宅は断熱と気密性は高くなっているため、めったに「ツララ」を見ることが少なくなりました。
20110107-10-1.jpg屋根に積もった雪と「ツララ」は温熱環境を表す数値ではありませんが目視で簡単に性能の良し悪しが判断できるものさしにもなっています。それは何故かというと、主な原因に暖房等で暖められた室内の(空気)熱が室外に流出されて、屋根の雪を溶かし、軒先の雪を融かし、外気温度が氷点下になると融けた軒先の雫が「ツララ」という現象を起こします。
そのため屋根の雪が融けやすい、あるいは「ツララ」ができる家は室内の熱が流出する何らかの要因があることになります。その原因には隙間があるとか、隙間が小さくても断熱性能が低いといった場合には顕著に現われます。
20110107-10-2.jpg写真1:軒先に発生した「ツララ」隙間が多い住宅の場合は1Fの隙間から外気が浸入し室内で暖められた熱は軽くなるため2Fに上昇し2Fの隙間から室外に流出します。また窓の部分は断熱性能が低いため室内の熱の流出があるため、この付近にも「ツララ」が発生しやすくなります。
隙間が多い住宅の場合は1Fの隙間から外気が浸入し室内で暖められた熱は軽くなるため2Fに上昇し2Fの隙間から室外に流出します。
※軒天が結露によるシミで汚れている様子も見ることができます。
20110107-10-3.jpg写真2:奥に見える住宅は高断熱・高気密で全室暖房の家で屋根に積もった雪が均等、ツララがありません。(あっても小さなツララになります。)手前の家は高断熱・低気密で局所暖房の家で屋根の雪の溶け具合にバラツキがあり大きなツララも見ることができます。)





20110107-10-4.jpg写真3:一方、左の住宅は隙間が少なく高い断熱性のため屋根の雪の融け具合いも小さく均等に積もったままでツララもほぼ見られない状態の高断熱・高気密住宅で全室暖房の家。
理想的なエコ住宅であると判断される。

このように屋根の雪とツララは住宅の断熱性能と気密性能の善し悪しの判断ができるものさしとなります。


20110107-10-5.jpg 
写真4:高断熱・中気密?住宅で室内で温められた熱が窓及び軒天に流失されていることがよく見える熱画像です。(ただし、撮影は雪が降る前)
その他に壁のグリーン色に見える箇所は断熱材が綺麗に充填されていない断熱欠損を示ししています。
※注意:例えばQ1住宅のように高い断熱・気密性能がある家であっても、窓に近い屋根がある場合、レンジフード付近、換気の排気口付近あるいは窓ガラスから逃げる熱でツララができる場合があります。それでも写真1、2のツララの大きさではなく小さなものとなります。

その他のエコ住宅の情報はこちら
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昆寛(コン ヒロシ)

Author:昆寛(コン ヒロシ)
住まい環境プランニング:技術顧問
(設計事務所:高性能住宅専門)
希林舘自然クラブ(代表)

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