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リフォーム工事の断熱欠損の補修方法(発泡系断熱材)

2013/11/10 Sun

新築と違って、構法によっては古民家のような断熱リフォームは断熱材を入れるための下地がない場合があるため、現場の下地状況にに合わせながら下地補強をする必要がでてきます。
そのため、外側に下地材が付加されることで従来の躯体の外面から付加されることになり、当然そこに隙間がでることになります。その隙間に断熱材を細切れに切り、隙間に挟み込むように入れる作業がでてくるのですが実際に施工してみると、細かい作業になるので気の長い職人さんでなければ断熱欠損をなくすることは難しい作業だということがわかります。
dc110932 - コピー写真①は外張り断熱の床断熱の外壁側の土台廻りの断熱補強(気流止め)の様子です。既存の柱、間柱に断熱材の厚さ分の下地材を取り付けます。そのためその断熱材の厚さの分だけ隙間がでるので、そこに断熱材の切れ端を利用して挟み込みます。しかし細切れに挟み込むために断熱材と断熱材のジョイント部分が多くなり、多くなる分だけ隙間がたくさんできることになり断熱欠損、気密欠損もたくさんることになります。
一般的には、この処理方法は隙間に①気密テープを貼って終わりにするか、②隙間に一液性のウレタン発泡で隙間を充填する方法を取ります。気密テープだけで処理をしてしまうと気密を確保することは可能ですが、断熱欠損になるため結露の心配があります。
一方、一液性のウレタン発泡の充填の場合は気密欠損と断熱欠損を一挙に解消する方法として採用している例が多いのですが下写真をご覧下さい。
637g0wdjineg5opw5nvzgmwmta1mtkxwa_20131110202318e54.jpg637kfz1cmv0yw5uzgmwmta1mjlzcq_20131110191822c59.jpg隙間にウレタンを充填しても施工方法によってはウレタンが充填されていても断熱不足になることがあります。
その充填した状態を調べるために縦に切った断面は半分(25mm)程度しか充填されていないことがわかります。
一方、5mm程度の隙間を作って表面の隙間を10mm程度にVカットした場合は50mmの厚さに綺麗に入ることがわかります。



※5mm程度の隙間でもストロー式の先が小さいノズルを使うと奥まで充填が可能ですが綺麗に施工できない難点があります。そこで、目視できるのが10mm以上のVカットで奥まで充填しやすい施工方法がお薦めです。


dc110933 - コピーdc110938 - コピー
上写真(右)は10mm程度にVカットしてた様子。
右写真はウレタンを充填した様子です。
dc110932 - コピーdc110953.jpg
柱廻りもVカットしてウレタンを注入すると写真のようになります。
この後はウレタンンで気密を担保するのではなく防湿シート0.2mmを床の防湿シートと連続させて外壁の外張り断熱ボードに密着させて気密化を図ります。
dc110970.jpgdc110966.jpg
写真は防湿シートを貼った様子。

外張り工法でのQ値(熱損失係数)の信頼性を担保するためには、このように施工上でやむを得ない断熱欠損の処理は見かけではなく確実に断熱材の厚さになるように補修施工することがとても大事です。またリフォーム工事は新築と違って、施工しづらい部分が多く存在するので、できるだけ断熱・気密欠損がないように切れ目なく連続させる工夫をすることが結露のない家づくりが可能です。

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(設計事務所:高性能住宅専門)
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