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透湿防水シートの誤った施工

2013/06/15 Sat

繊維系の断熱材とか低発泡のウレタン材を充填工法として施工する場合に
外壁の防風層に構造用合板やシージングボードのようなボード状のものを使う場合と透湿防水シート(防風層)を使う場合があります。

dc112801.jpg透湿防水シートはシンプルで施工は比較的に簡単で半透明のため、このシートを張った後に直接充填すると養生シート代りにもなり作業もしやすい利点があります。しかし、最大の欠点は通気層がふさがれてしまい、本来に通気層の役割を果たさない箇所があちこちに存在してしまう心配があります。
通気層の縦同縁の間にプラスチック系のボードを防風シートの抑えとして挟み込んでも、よほどしっかり留めないと結果的には通気層がつぶれてしまうケースがあります。

20090213-7-1.jpg左図は筋カイの周囲の断熱材は外側に押されて、防風シートを外壁側に押し出している様子を表しています。

通気層がふさがれても結露しなければ良いという意見もありますが住宅の気密性能が向上し、通気層の役目は単に壁内結露の防止だけではなく夏の防暑対策の一つとしても重要な役割があるので多くの通気量を取りたいのでつぶれずに厚さを確保したいものです。

一方、ボードー状の防風層の構造用合板とかシージングボードを使うと耐力壁にもなり、筋カイが不要になり断熱欠損が少なくなり、地震に強い構造となりますが欠点は風密性能が取れないことにあります。風密が取れない軸間の断熱材は冷気が入り込み断熱の効果を半減させてしまいます。
断熱材の効果を100%発揮させるためにはボードの4周囲を気密パッキンで挟み込んで押さえるか、ボードを張ってからボードとボードのジョイント部分を気密テープで処理をする必要があります。
その後、防風シートを貼ると防水シート役目もあり二重の効果が発揮されます。

また、一般には防風シートは1m幅のもの使っている例がありますが3m幅のものを使うとジョイント部分が減り風密欠損も少なくなり、またテープのコスト削減にもなります。

20090213-7-2.jpgまた、防風シートの施工で多く見られる間違った施工方法は雨水防止シートと思っているのか、シートとシートのジョイント部分とか窓廻りとの取り合い部分では一切テープを使わず、タッカーで止めただけになっています。これでは隙間だらけに冷気が繊維系断熱材に入り込み断熱効果が半減してしまいます。

気密試験で高い気密性能がでても、この風密処理がきちんとされないと断熱効果は弱くなり高気密・高断熱住宅で造っても高気密中断熱住宅になってしまいます。
結果・・・・思ったより暖房費がかかることになりクレームになる場合があります。



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