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住まい環境プラニングは国内唯一の高気密性能を担保できる気密施工マイスターを育成する設計事務所です。 高性能住宅の熱環境分野に携わって28年、理論と実体験に基づいて省エネ住宅の開発研究、普及に努めております。住宅に大切な結露対策は得意分野、結露のトラブルも解決いたします。

換気計画のアンダーカット

換気計画で室内の換気経路を確保する時にドアのアンダーカットが一般的な方法です。

20100730-4-1.jpg意外とこのことが理解されずアンダーカットがない住宅がとても多いのです。アンダーカットの幅やガラリの幅が少ないと、その部屋に結露が起きることがあります。
各部屋のドアのアンダーカットは最低でも10mm以上確保しましょう!

ガラりやスリットも同様で幅10mmの隙間は圧損抵抗により実際の開口面積はおよそ半分くらいです。

10mm×600mmのスリットであれば30cm2です。

差圧が9.8Pa時には40cm2分の換気量が確保されます。



20100730-4-2.jpgこのアンダーカットは空気の流通を良くするため、全室暖房の住宅であれば
吸気(排気)口があるトイレやユニットバス、押し入れ等は
(暖 冷房器が設置されていなくても)冬は暖かく、夏は涼しい環境を
得ることができます。しかし反面、音も伝えることになるのでトイレなどは流す音が気になります。その他に音が気になる部屋には、アンダーカットは設けないで、
その部屋ごとに給気口と吸気(排気)口を設けると気にならなくなります。

ただし、給気は防音用の給気口が必要です。またその部屋の気密性を高めないと、せっかく防音用給気口を設置してもあちこちの隙間から音が漏れて効果が小さくなります。
また、その部屋の壁、天井にグラスウールとかロックウールをエコプロファイバー等を充填して吸音効果を高めると効果抜群です。

参考:防音用換気部材取扱いメーカー
http://www.showon.co.jp/bouon/3_syoon/syoon.html
http://www.seiho.com/jp/products/sound/npj.html
http://www.sylpha.co.jp/
http://www.imcompany.com/


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昆寛(コン ヒロシ)

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