Q値は施工精度で決まる!(外張り断熱)
設計図から熱損失係数(Q値)が計算されると暖冷房負荷が(あるいは燃費のランニングコストも)計算ができ年間の暖冷房費のランニングコストのシュミレーションができるようになります。
しかし貴方の家の計算上のQ値は次世代省エネ基準の○○地域の○○W/㎡・Kをクリアしているかもしれませんが・・・そうでないかもしれません。
そうでないかも・・・の理由には
下の左写真のような例があるからです。(右写真は正しい施工例)
これは外断熱仕様のの基礎の部分です。壁の外断熱用の断熱材と基礎の断熱材の間に隙間があり土台部分の半分が露出しています。所謂、外張り断熱の欠損です。工務店の設計士から熱計算の方法を伺うと木部が露出しないようにすっぽり断熱材で覆われらた施工での計算といいますが実施工では写真のように欠損になっていて設計と現場での食い違いが見られます。

「内断熱のGW工法も柱、土台等が同じようになっているので問題はない!」と現場監督の言い分ですが熱的計算には内断熱と外断熱とでは計算方法が違ってきます。このような場合の熱計算は熱橋を含む熱貫流率を考えて計算しなければなりません。例えば当然ですが土台の部分は断熱材がない土台だけの熱貫流率と土台+断熱材の熱貫流率は違うからで,この部分は個別に計算することで正しいQ値を算出できるようになります。
次世代省エネ基準の熱損失係数の基準では「熱橋を含む熱貫流率の計算」では在来木造工法,枠組み壁工法などの熱橋の部材間隔と形状が単純な場合には各部位の実質熱貫流率は平均熱貫流率とほぼ等しいと考えることができることから計算を簡易にするために熱橋面積比率が表として示されています。その比率を使用することで計算を容易にしています。
※この現場では上記の説明をして設計通りに隙間には断熱材を外張り補修をし、隙間には一液性のウレタンでさらに断熱気密補修をしました。
気密性能が抜群にいい超気密住宅が増えてきたことは大変喜ばしいことですが、断熱の未熟な施工の現場がけっこう見られるので丁寧に施工、チェックして高性能な住宅を建てたいもの、あるいは建ててもらいたいものです。
貴方の家は大丈夫ですか?
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「内断熱のGW工法も柱、土台等が同じようになっているので問題はない!」と現場監督の言い分ですが熱的計算には内断熱と外断熱とでは計算方法が違ってきます。このような場合の熱計算は熱橋を含む熱貫流率を考えて計算しなければなりません。例えば当然ですが土台の部分は断熱材がない土台だけの熱貫流率と土台+断熱材の熱貫流率は違うからで,この部分は個別に計算することで正しいQ値を算出できるようになります。
次世代省エネ基準の熱損失係数の基準では「熱橋を含む熱貫流率の計算」では在来木造工法,枠組み壁工法などの熱橋の部材間隔と形状が単純な場合には各部位の実質熱貫流率は平均熱貫流率とほぼ等しいと考えることができることから計算を簡易にするために熱橋面積比率が表として示されています。その比率を使用することで計算を容易にしています。
※この現場では上記の説明をして設計通りに隙間には断熱材を外張り補修をし、隙間には一液性のウレタンでさらに断熱気密補修をしました。
気密性能が抜群にいい超気密住宅が増えてきたことは大変喜ばしいことですが、断熱の未熟な施工の現場がけっこう見られるので丁寧に施工、チェックして高性能な住宅を建てたいもの、あるいは建ててもらいたいものです。
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