「断熱リフォームをすると結露が出ない」と言ったのに
「断熱リフォームをすると結露が出ない」と言ったのにというクレームを時々耳にすることがあります。
写真のようにプラスチックサッシのペアガラスの下端にうっすらと結露が発生しています。
この写真だけを見せられるとリフォーム業者の施工に問題があって結露が発生したのではないかと思ってしまいます。実際に建て主様はこれを見てクレームとして改善を要求したのです。「リフォームする前は結露は少なかった!」リフォームしてから結露がひどくなったからリフォーム会社が悪いというものです。
寒い時期になるとこういう結露の相談が多くなりますが、原因は施工業者に非がある場合が多いのですが、意外と住人様の住まい方にも問題がある場合が多くあるのです。これは住まい方を改めることで「結露」の発生を簡単に防ぐことができます。
今回の結露は・・・住まい方がその原因のお話です。
さて、話は元に戻って、この結露の原因は「エッ!!」と驚く、住まい方に問題がある光景が見られました。
なんと・・結露の原因は?
そうです!原因は左写真に写っているストーブにありました。
ペアガラスに結露が発生した2Fの増築された洋室です。日中にカーテンが閉めきってあって、局所換気扇があるが、稼動していない(使っていない。)最もひどいのはポータブルのファンヒーターを使用していることです。
ポータブルのファンヒーターのよう開放型ストーブを使用すると石油は1当たり1.100gプロパンガスは1.630gも水蒸気を室内に撒き散らしているのです。換気をこまめにするか、FF型ストーブに替えないかぎりは改善は無理な状況です。
さらに、1Fの部屋(既存の住宅)ではこれでもか!これでもか!と水蒸気を撒き散らしている光景がみられます。なんと、台所では反射式ストーブにヤカンをのせてお湯沸しです。さらに部屋の中で洗濯物が干されています。


これでは結露が出るのは当然ですよね!
開放型ストーブから密閉型ストーブに替えることが先決なのですが、建て主様が替えないだろうことも考慮してルームドライヤーを提案!これは除湿器と第三種換気扇を併用したもので除湿しながら換気するもの。除湿器との違いは気体のまま水を排出するので水捨ては不要という優れもの。(価格は定価で50.000円)
問題点:正しい解決策でないため、ルームドライヤーで除湿しても防湿バリヤがないと壁内に入った水蒸気は結露(内部結露)を起こす可能性があります。
このようなクレームにならない方法としては、新築同様に断熱と気密と換気計画と暖房計画をセットとしてバランスよく計画するようにします。例えば、天井、壁、床に断熱材をただ単に厚くする、窓をアルミサッシ単板ガラスからプラスチックサッシのペアガラスに変更しただけではダメ、気密・防湿も意識した施工をしないと断熱効果が半減し内部結露が発生する危険が多くあります。さらに暖房はお客様任せではなく、設計の段階から結露起こしづらいFF型の暖房機と常時24時間換気を計画し、さらに、従来の住まいと断熱リフォーム後の違いを解説してある「断熱リフォームの住まい方マニュアル」を作成してお渡しすることがとても大事なことです。
※住まい方に問題があるとしましたが、根本的な多くの原因は施工者側の断熱リフォームの施工知識の幼稚さにあります。
断熱リフォームする場合には施工側は結露防止についての様々な事柄、知識をマニュアル化して見積もり書に添付、断熱リフォーム後の住まい方の注意点を説明をするようにする必要があります。
断熱リフォームは新築同様に断熱・気密・換気・暖冷房の4点セットがなくてはならないものです。
この4点の中から何か一つでも欠けてリフォームしようとする施工業者とはお付き合いをしない方が無難だと思います。
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写真のようにプラスチックサッシのペアガラスの下端にうっすらと結露が発生しています。

寒い時期になるとこういう結露の相談が多くなりますが、原因は施工業者に非がある場合が多いのですが、意外と住人様の住まい方にも問題がある場合が多くあるのです。これは住まい方を改めることで「結露」の発生を簡単に防ぐことができます。
今回の結露は・・・住まい方がその原因のお話です。
さて、話は元に戻って、この結露の原因は「エッ!!」と驚く、住まい方に問題がある光景が見られました。

そうです!原因は左写真に写っているストーブにありました。
ペアガラスに結露が発生した2Fの増築された洋室です。日中にカーテンが閉めきってあって、局所換気扇があるが、稼動していない(使っていない。)最もひどいのはポータブルのファンヒーターを使用していることです。

さらに、1Fの部屋(既存の住宅)ではこれでもか!これでもか!と水蒸気を撒き散らしている光景がみられます。なんと、台所では反射式ストーブにヤカンをのせてお湯沸しです。さらに部屋の中で洗濯物が干されています。


これでは結露が出るのは当然ですよね!
開放型ストーブから密閉型ストーブに替えることが先決なのですが、建て主様が替えないだろうことも考慮してルームドライヤーを提案!これは除湿器と第三種換気扇を併用したもので除湿しながら換気するもの。除湿器との違いは気体のまま水を排出するので水捨ては不要という優れもの。(価格は定価で50.000円)
問題点:正しい解決策でないため、ルームドライヤーで除湿しても防湿バリヤがないと壁内に入った水蒸気は結露(内部結露)を起こす可能性があります。
このようなクレームにならない方法としては、新築同様に断熱と気密と換気計画と暖房計画をセットとしてバランスよく計画するようにします。例えば、天井、壁、床に断熱材をただ単に厚くする、窓をアルミサッシ単板ガラスからプラスチックサッシのペアガラスに変更しただけではダメ、気密・防湿も意識した施工をしないと断熱効果が半減し内部結露が発生する危険が多くあります。さらに暖房はお客様任せではなく、設計の段階から結露起こしづらいFF型の暖房機と常時24時間換気を計画し、さらに、従来の住まいと断熱リフォーム後の違いを解説してある「断熱リフォームの住まい方マニュアル」を作成してお渡しすることがとても大事なことです。
※住まい方に問題があるとしましたが、根本的な多くの原因は施工者側の断熱リフォームの施工知識の幼稚さにあります。
断熱リフォームする場合には施工側は結露防止についての様々な事柄、知識をマニュアル化して見積もり書に添付、断熱リフォーム後の住まい方の注意点を説明をするようにする必要があります。
断熱リフォームは新築同様に断熱・気密・換気・暖冷房の4点セットがなくてはならないものです。
この4点の中から何か一つでも欠けてリフォームしようとする施工業者とはお付き合いをしない方が無難だと思います。
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