高性能住宅の温度の仕組み
人を含め、動物は体内でタンパク質を化学反応によって活動のエネルギーを得ています。
これを代謝といいます。
ところが,タンパク質はある一定の温度範囲を外れると機能しなくなります。この化学反応を維持しづけるためには、体温を一定に保つ必要があります。人間を含めて動物のほとんどが、こうして生命を維持しています。
人の体はよくできていて、寒い時には体内で熱をつくり(産熱)、暑い時には熱を放出する(放熱)ことによって、体内の出入りする熱のバランスを調整しています。
それでも寒い時には、震えなど運動を促進して体内で熱をつくり、失われる熱を補っています。暑い時には皮膚の血管を拡大させて皮膚の温度を上げて、体内と皮膚表面の温度差を大きくすることで体内の熱が放出しやすい状況をつくっているのです。それでも放熱量が足りなければ、発汗し蒸発の際の気化熱によって体内の温度が奪われるようにしています。
これらの対応は体温を調節するためのものですが、同時に暑さ寒さの感覚にも影響します。
つまり、産熱より放熱が多くなって体熱が奪われると、いわゆる寒さを感じ、放熱が少なくなり、体内に熱がこもると暑さを感じるようになります。
高性能住宅では、このような産熱と放熱にあまり差がない温熱環境になるので「冬は春のようなポカポカした暖かさの住環境」と言われます。
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これを代謝といいます。

人の体はよくできていて、寒い時には体内で熱をつくり(産熱)、暑い時には熱を放出する(放熱)ことによって、体内の出入りする熱のバランスを調整しています。
それでも寒い時には、震えなど運動を促進して体内で熱をつくり、失われる熱を補っています。暑い時には皮膚の血管を拡大させて皮膚の温度を上げて、体内と皮膚表面の温度差を大きくすることで体内の熱が放出しやすい状況をつくっているのです。それでも放熱量が足りなければ、発汗し蒸発の際の気化熱によって体内の温度が奪われるようにしています。
これらの対応は体温を調節するためのものですが、同時に暑さ寒さの感覚にも影響します。
つまり、産熱より放熱が多くなって体熱が奪われると、いわゆる寒さを感じ、放熱が少なくなり、体内に熱がこもると暑さを感じるようになります。
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