気密住宅で結露が出る主な原因
建物から自然換気が望めない高気密住宅では、機械換気に頼らないと、結露に見舞われることになります。高気密住宅で換気が悪いために発生する結露は、今のところ、全体の割合としてほんの一部に過ぎません。
これは高気密住宅と称しても性能が出ていない住宅が多いため、自然換気が多く不幸中の幸いと言うべきか結露が起きていないのだと考えられます。
逆に、本当に気密性のが高い住宅が結露するケースも増え始めています。
そこで、そんな主な結露が出た事例を列記します。
事例1:第一種及び第三種換気システムの配管ダクトの圧損抵抗が大きいための結露発生、100mmVU管の枝分かれ配管では、配管の曲がりが換気本体までの箇所数が多く、ダクトも長いため、水廻りの排気量が3〜5m3/hと少なく窓と天井に結露が出たケース。
事例2:排気フードの目詰まりによる結露発生
排気フードに防虫ネットがついている場合は要注意!
建物内からの埃や塵で防虫ネットに目詰まりを起こしたため換気量が減り、窓ガラスに結露が出たケース。(防虫ネットを取り除いて解決)
事例3:出窓、コーナー窓での換気不足による結露発生
全室暖房であってもコーナー出窓のある部屋が換気不足でガラスの表面温度が上がらず、低下して結露になるケース。
事例4:浴室が換気不足で水蒸気を排出できず結露が発生
浴室を単独で換気する場合はドアーにアンダーカットがないと換気扇が空回りして、換気不足のため結露が出ます。(常時換気であってもドアーのガラリがあるかチェック)
事例5:圧力の出ない換気扇を使用したための結露が発生
換気扇はカタログの静圧ゼロの時の換気扇を目安に選択することが多いようですが、実施工では五分の一の換気量しかなく結露したケース。
事例6:第一種換気装置のフィルターの目詰まりによる結露発生
換気システムの中のフィルターは定期的に清掃しないと目詰まりを起こし、換気量が不足するため結露が発生するケース。
※いずれも、換気量が出ていれば防げる事例がほとんどです。
換気量の保障と換気量の測定、点検がこれから一層必要になってきます。
にほんブログ村 住まいブログ 人気ブログランキングへ
これは高気密住宅と称しても性能が出ていない住宅が多いため、自然換気が多く不幸中の幸いと言うべきか結露が起きていないのだと考えられます。
逆に、本当に気密性のが高い住宅が結露するケースも増え始めています。
そこで、そんな主な結露が出た事例を列記します。

事例2:排気フードの目詰まりによる結露発生
排気フードに防虫ネットがついている場合は要注意!
建物内からの埃や塵で防虫ネットに目詰まりを起こしたため換気量が減り、窓ガラスに結露が出たケース。(防虫ネットを取り除いて解決)

全室暖房であってもコーナー出窓のある部屋が換気不足でガラスの表面温度が上がらず、低下して結露になるケース。
事例4:浴室が換気不足で水蒸気を排出できず結露が発生
浴室を単独で換気する場合はドアーにアンダーカットがないと換気扇が空回りして、換気不足のため結露が出ます。(常時換気であってもドアーのガラリがあるかチェック)
事例5:圧力の出ない換気扇を使用したための結露が発生
換気扇はカタログの静圧ゼロの時の換気扇を目安に選択することが多いようですが、実施工では五分の一の換気量しかなく結露したケース。
事例6:第一種換気装置のフィルターの目詰まりによる結露発生
換気システムの中のフィルターは定期的に清掃しないと目詰まりを起こし、換気量が不足するため結露が発生するケース。
※いずれも、換気量が出ていれば防げる事例がほとんどです。
換気量の保障と換気量の測定、点検がこれから一層必要になってきます。
にほんブログ村 住まいブログ 人気ブログランキングへ
- 関連記事
-
- 過乾燥対策と窓の結露対策 (2014/01/15)
- 新築の引き渡し時に床下に結露が! (2013/09/09)
- 換気がされているのに結露? (2013/08/06)
- 二階が熱いのでどうにかしてほしい!(2) (2013/05/26)
- 二階が熱いのでどうにかしてほしい! (2013/05/20)
- 木製サッシの結露 (2013/05/14)
- 「断熱リフォームをすると結露が出ない」と言ったのに (2013/04/12)
- 気密住宅で結露が出る主な原因 (2013/03/16)
- 結露がない家づくりのポイント (2013/01/06)
- 外断熱で気密が出ない理由 (2012/12/27)
- サッシが凍る?のは何故?(2) (2012/12/18)
- サッシが凍る?のは何故? (2012/12/17)
- 床下の湿気対策 (2012/09/04)
- 気密性能が高いので結露が起きる? (2012/01/15)
- 土間床は結露に対しては安全! (2011/12/20)