外張り工法の気密の取り方(窓廻り)
※注意
外張り工法でも様々な施工方法があり、様々な納め方がありますが気密処理を何処でどのように取ることが必要なのか?は基本的には同じです。
紹介している方法は私が過去に様々な納め方を実施工をした結果、最もシンプルで信頼おける気密の取り方だと思って紹介していますことをご了解下さい。
前回までの外張り断熱の施工マニュアルはこちら↓
外張り(付加)断熱の気密の取り方(屋根)
外張り(付加)断熱の気密の取り方(屋根:付加断熱)
外張り工法の気密の取り方(ウレタンボード下地)
外張り工法の気密の取り方(外壁:先張りボード)

●印の2か所は気密パッキン材(ノルシールV754)で気密と防水処理をした部分。●印はフカシ枠の一般的な出隅コーナー部分のとめ方(フカシ材とフカシ材のジョイント部分)
詳細はこちら↓

フカシ枠をビスで留めることで気密パッキン材は締め付けられて気密・防水化を図ることができます。
②この部分はフカシ枠と窓枠の気密・防水を図るために気密パッキン材を取り付けてから窓枠を取り付けます。
③次に、この部分は窓枠のツバを中心に気密テープをさらに気密・防水のために上から貼り付けます。
※写真では仮に気密テープを貼った状態です。実施工ではサッシのツバと気密パッキン材の余分な部分は切り取ってから気密テープでL型に貼り付けます。二重の気密・防水の納め方になります。
(参考:気密パッキン材には寸法が色々です。30mm幅がちょうどいいでしょう。写真では45mm幅の物を使っています。)
④指差している●印の部分はフカシ枠同士の接合部分。
この部分は気密が高まることで、この小さな隙間から漏気するので窓の表面結露発生の原因になるので気密パッキン材を挟むか内側からコーナー部分に気密テープを貼ってで隙間がないようにします。
使用されている材料は
屋根:ウレタンボード50mm+30mmの付加断熱
外壁:ウレタンボード50mm
基礎:基礎断熱土間床工法スタイロフォーム(B3)50mm
気密パッキン:ノルシールV754(45mm×30m)
気密・防水テープ:寺岡製作所
補修部材:ハイプレンガンフォーム(三井化学産資)
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