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住まいの快適さの基準

2013/02/07 Thu

住まいの快適さとは、温度だけでなく湿度など様々な要素や条件が複雑に絡みあって体感できるものです。
dc031609 - コピー日本のビル管理法では、建築物内の温度条件として「温度17~28℃、湿度40~70%、気流速度0.5m/秒」と規定していますが、この基準が設定されたのは1950年代のこと、現在とはかなり状況がことなります。

現在では、快適基準として新たな指標が提案されています。新たな基準によると室温について季節や作業条件ごとに区分されて、湿度、炭酸ガス、一酸化炭素の量などの規定が厳しくなっています。

しかし、現実はどうでしょうか?

冬期間など、締め切った室内で煙突のない暖房器で長時間暖房している家庭はまだまだ少なくありません。夏期にも、エアコンのパワー全開で、風邪を引きそうなほど、低温にしているところもあります。

適切な温熱条件を、今改めて考えてみたいもの。
せめて、ビルには一応の基準があるのですから住宅にも目安がほしいものです。

■温度は同じでも温感が違う!
人の温度を左右するのは、温度や湿度、気流速度、着衣量、作業量などですが、実際の生活では温度分布や馴れなどの生活の仕方に関わる様々な要因が、人の温感に影響を与えています。

例えば
●適応力
もともと人が持つ汗腺数には民族に差はないのだそうです。
ところが発汗機能を持つ能働汗腺数は調査すると居住する地域によって差が見られることがわかったそうです。日本人には約230万個の能働汗腺があるといわれ、寒冷地に住む人種は150~190万個、熱帯に住む人種では240~280万個と差が見られ、同じ日本人でも、熱帯地方で生まれ、育つと能働汗腺数は多くなり、汗腺の分泌機能が発育する生後1~2年の間に熱帯地方で暮らすことで適応が起こるのだそうです。

次に
●生活習慣
温熱条件には、基本的には年令、性、人種などによる個体差はないそうです。
時には地域や民族によって温感に差が現われる場合がありますが、それは人種差ではなく、その地域の気候や生活習慣によって後天的に獲得した能力や感受性の違いによるといわれます。

例えば1960年代頃の調査で、日本人の快適温度はアメリカ人より数℃高いと報告されました。
この差は当時の日本はまだ空調設備が普及していなかったことが原因だったそうです。
現在ではエアコンの普及でアメリカ、ヨーロッパなどの国々の人たちとの差が見られなくなったそうです。

次に
●馴れ
夏と冬では快適温度範囲が数℃異なります。
実生活の場においても、夏は25℃くらいで冷房を、冬は22℃くらいで暖房をかけてしまいます。

何故?夏と冬で差がでるのでしょうか?
ひとつには、エネルギー代謝が夏高冬低の変動をするからです。
例えば、同じ温度の刺激での発汗量を比較すると、夏の方がより早く多く発汗します。
この発汗反応の季節の馴れは、約1ヶ月かかるといわれています。

●温度分布
昔から「頭寒足熱」という言葉があります。頭の部分は少し低く、足元は暖かくという意味です。
実は、この言葉には根拠があります。
皮膚表面から喪失する熱量は、体の表面積と体積の比で決まり、体積に比べて表面積の大きい手足は、多くの熱を失うというのです。手と足の局所的な温冷感を比べてみると、手の皮膚温が20℃以下になると不快な冷たさ、15℃で極限の冷たさ、10℃で痛みを感じるのに対して、足の場合は手より3℃高い温度で同じ反応を示します。足は体のどの部分よりも冷たさを敏感に感じ取るので足元を暖かくすれば、人はより快適に感じると考えられます。

暖かい空気は上昇し、冷たい空気は下に沈むことから、室内には温度差が生じます。

しかし、断熱性能と気密性能を高くすれば写真(熱画像)のように各部位の温度差は限りなく縮まってきます。そのため、住まいの快適さは次世代省エネ基準住宅からQ1住宅、さらにパッシブハウスと高い断熱性と気密性が要求される住宅が出来上がると理想的な住まい環境を得ることができます。

パッシブハウスとは?http://passivehouse-japan.jimdo.com/%E3%83%91%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%96%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%81%A8%E3%81%AF-what-is-a-passive-house/
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テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

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Author:昆寛(コン ヒロシ)
住まい環境プランニング:技術顧問
(設計事務所:高性能住宅専門)
希林舘自然クラブ(代表)

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