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住まい環境プラニングは国内唯一の高気密性能を担保できる気密施工マイスターを育成する設計事務所です。 高性能住宅の熱環境分野に携わって28年、理論と実体験に基づいて省エネ住宅の開発研究、普及に努めております。住宅に大切な結露対策は得意分野、結露のトラブルも解決いたします。

住まいと人と温度の関係

最近の住宅は高性能住宅ともいわれるように、
気密とか断熱性能の良し悪しで暖冷房の負荷を低減する方法が計画的にできるようになりました。

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しかし、機械任せでエネルギーも使い放題では、家計にも負担がかかるし、大きな意味では地球に負担が大きすぎます。快適なことと、室内が暖かすぎたり、涼しすぎたりすることとは違うと思うのです。

ではエネルギーをできるだけ抑えてシーズンを通じて快適な居住空間をつくるにはどうしたらいいでしょうか?
それには先ず、住まいと人との温度の関係を知ることが大切です。

●熱を感じさせる仕組みとはなんでしょうか?
最初から少し専門的かもしれませんが、よく考えて見ると熱が伝わるメカニズムも私たちはよく理解していないことがよくわかります。

そこで基本的なことを理解して住まいと人との関係を考えてみたいと思います。


熱の移動には伝導、対流、輻射があります。
人体の場合、ここに蒸発が加わり4種類の方法で外部との熱の移動を行います。
1・伝導:温度差のある物質と物質の間や固体内で発生する熱移動のことを伝導といます。

熱は普通高温部から低温ぶに流れます。
流れる熱量は温度差に比例して距離に反比例し、その物質の伝導率を掛けあわせることで計算できます。

これを「フーリエの法則」といいます。

冷たいものに触れると身体が冷えてくるのは、この伝導によるものなのです。
物質にはそれぞれ固有の熱伝導率があって、熱伝導率が大きい物ほど熱を伝えやすくなっています。ちなみに硝子やコンクリートなどは熱を伝えやすく板硝子は断熱材のウレタン材に比べると28倍も熱を伝えやし性質を持っています。

2・対流:自然対流と強制対流があります。
室内の空気など、温度差によって自然に発生するものが自然対流です。
暖かいものは浮力によって上昇し、冷たいものは下降します。
暖房すると、よく上の方が暖かくなるのは、この原理によるものです。

一方、温風暖房器やエアコンなどの外力によるものを、強制対流といいます。
気流の速度が速いほど移動する熱量が多くなります。

3・輻射(放射):光や熱が物体から四方に放出されると、あるいはそれが一定の速度で空間を進行する現象を輻射といいます。
太陽光や電気ストーブの熱は、この輻射によるもので、伝導と同様に温度の高い方から低い方に流れ、通過する漁は温度差によって異なります。
伝導のように直接接することがなくても熱が動き、対流と異なって方向性があるのが、輻射の特徴といえます。

4・蒸発:やかんのお湯が湯気となって蒸発することはご存知のこと。
高温時、人間の発汗も同じで、高温時、皮膚表面から出た汗が蒸発することによって、気化熱が奪われ、皮膚表面jから放熱されて体温調節が行われています。
夏でも冬でも微量の発汗による温度調節が行われています。


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住まい環境プランニング(同)
(高性能住宅設計:技術顧問)

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