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断熱・気密性能に万能な工法はない。

2012/12/25 Tue

最近、高性能住宅を建てたい予定の方から
「○○工法は○○断熱だから気密性に間違いない工法ではないでしょうか?」という相談がよくあります。

そこで私の回答は
組写真「○○断熱だから気密は確実に取れるとは限りませんよ!」と答えています。
断熱工法には大きく分けて軸間に繊維系断熱材を充填する充填断熱(内断熱)と軸間の外側からプラスチック系断熱材を外張りする外張り断熱(外断熱)と軸間にウレタン現場発泡(硬質、軟質ウレタン)を充填する充填断熱(内断熱)に分けられています。
一般的に外張り断熱とウレタンの充填断熱は繊維系の充填断熱に比べて気密施工が楽で性能がでやすいと言われます。
↑↑外張り工法↑↑

一方、軸間に充填する断熱工法は断熱材のコストが安く、空いている柱間に断熱材を充填するのだから合理的とも言われます。

kk組写真しかし、いずれの工法にも一長一短がありどちらも万能ではありません。だからこそ、変形した様々な断熱工法がたくさんありますが気密性能値に関しては、気密化手法がいろいろと開発された現在は工法によって差はないと考えてよいと思います。

それでは何がいいのか?ですが
軸間断熱の充填工法でも隙間相当面積(C値)は1cm2/m2を軽く切り、0.2cm2/m2前後は切る住宅は実際に数多く建てられています。
↑↑GW充填工法↑↑

kkkk組写真その違いはその気密性能を出すために、どのくらいの腕がある職人がどれだけ手間をかけているか、断熱・気密施工を担当するのが大工さんか、専門業者の職人さんかという点の違いでも大きく性能に左右しているのです。

どの工法を採用するかというよりは、施工する職人さんを誰にするか?で決まってくるのです。



↑↑ウレタン吹き付け工法↑↑

そのため、要はそれぞれの会社工法の特徴を充分に検討し、長所を生かし、短所をカバーできるパートナー選びができるかにかかります。地域性をはじめ、必要な断熱材の厚さ、気密施工棟数や大工さんの人数、腕のバラツキ、気密測定は全棟おこなっているか?営業手法などそれぞれの会社の経営資源をじっくり検討することが必要です。
決して工法の謳い文句だけに惑わされていけません。

注意:数多くの気密住宅に係わってきた経験から言えば、充填断熱でも外張り断熱でもパネル工法でも気密性能がとても高い高気密住宅もあります、一方、低気密住宅も数えきれないほど多くあるのも事実です。

工法だけでは高い気密性能を確保した住宅はできないのです。
住宅を造る人は職人さんです!!


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住まい環境プランニング:技術顧問
(設計事務所:高性能住宅専門)
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