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図面だけでは性能を担保できない。

2012/12/13 Thu

住宅の隙間はどのくらいあるかどうかの判断は気密測定をすればわかることですが、断熱リフォーム中に気密測定をせずに気密漏れがわかったリポートです。(但し、目視ですから隙間の大きさはわかりません。)

567zgmwodmwmdb5cq.jpg写真は築10年の気密住宅?の断熱改修中の現場です。
既存の断熱施工方法は壁はグラスウール16kg/m3×100mmの充填(内)断熱、天井は100mm2段の200mm敷き込みです。気密方法は防湿シート0.2mmの仕様となっているので内断熱の高断熱・高気密住宅のようです。
換気はノンダクトの第三種Mメーカー、暖房は各部屋にFFヒーターが個別設置されています。外観がとても綺麗なのに築10年でリフォームするとは不思議でしたが理由を伺うとお風呂、洗面所、トイレ、玄関が寒く、居室の壁と天井と壁のコーナーに結露が出てカビが発生したためだそうです。

家を新築した工務店は倒産したため、知り合いの工務店に相談したら「断熱不足のようだから今流行りの軟質ウレタンを壁、天井、床に厚く吹き付けすればいい!」と助言をいただいての断熱リフォームになったのが経緯のようでした。

567zgmwodmwmdx4ca.jpg予算の関係もあって室内側のリフォームはクロス張り替えのみで断熱のウレタン(軟質ウレタンフォーム)壁100mm、天井は200mmに吹き付けの断熱リフォームです。

当然、既存のグラスウールは撤去して気密シートの上に外部側から吹き付けです。(当然、外壁は張り替えとなります。)
気密は0.2mmの気密シートで確保されていることになっているので、軟質ウレタンを吹き付けしても室内側に漏れることはない筈ですし結露対策には適している方法だと思います。


しかし、残念ながら写真のように天井と壁の突き付けの部分、石膏ボードのジョイント部分、その他コンセントなどから軟質ウレタンが隙間を通して漏れていました。
(想像ですが・・・気密シートを使っても先張りシートもなし。気密テープもなし。気密コンセントもなし・・・の所謂、見せかけの気密住宅のようです。

今回の断熱リフォームの方法は軟質ウレタンが隙間を埋めることで気密は確保されそうですが気密シートが連続されていない軟質ウレタンが表しになる部分は防湿についてはどうか?の大きな疑問が残ります。

図面が高断熱・高気密仕様であっても図面だけでは性能を担保するものではないので気密測定は必ずするべきだという教訓です。

訂正:2014.7.4現在⇒軟質ウレタンの正式名称は建築物断熱用吹付け硬質ウレタンフォームA-3種です。


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昆寛(コン ヒロシ)

Author:昆寛(コン ヒロシ)
住まい環境プランニング:技術顧問
(設計事務所:高性能住宅専門)
希林舘自然クラブ(代表)

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