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高気密化によるショートサーキット

2012/12/11 Tue

建物の気密性能が0.5cm2/m2くらいに高くなってくると換気計画がとても重要になってきます。

第三種型の集中換気システムの採用されている多くの高気密な建物は給気口以外の隙間から給気されている場合がとても多いのです。しかし、隙間が少ない高気密の建物になると換気計画をしっかりと計画しないと室内で発生する匂いの排出が悪くなり室内の空気が思ったようにきれいになりません。

ショートサーキット現象の動画をご覧下さい。
※これは給気口が一個もないRCマンションでレンジフードとトイレと浴室の換気扇の排気口が近いため起こってショートサーキットの現象です。給気口がないためモーターの能力が弱い方が給気口になって強い方が排気口になっています。しかし、給気口は一個もついていないこの現場では必要とされる箇所に給気口がないので当然、排出されず室内に空気の淀みができています。

所謂、高気密化による換気計画の間違いでショートサーキットの発生です。

仮に建物の隙間がゼロで給気口が計画的にについている場合は、この排気口からの給気量は排気量に等しくなるので、換気風量測定器の羽根の回転速度は速くなります。そのため、室内全体の容積に対する換気回数は自由に設定ができる筈です。(しかし、この現場では隙間がない筈のRCマンションでしたが、パイプシャフトと浴室廻りの天井に大きな隙間があるため給気量は分散され少なくなっています。そのため、排出しようとする動画での給気側になっているトイレの回転数は緩やかになっています。)


一般的な気密住宅と言われている住宅でも建物全体の隙間から給気され換気されています。
そのため、換気計画で取り付けた給気口からの給気量は思ったほど(計画したほど)多くはありません。

一方、高気密住宅で給気口からしか給気されない時に給排気口の位置を間違えると空気がきれいにならないショートサーキットが起きてしまいます。

気密性能が低い場合は空気がきれいになりませんが0.5cm2/m2を超える高気密になると、換気計画の良し悪しが空気の質に大きく左右するようになります。

換気の機種選定には何がいいのか?だけではなく
換気のルート設計にも充分な時間をかけて検討することが室内の空気の質を高める方法になります。


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●換気の選定と換気計画は時間をかけるようにしましょう!
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テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

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昆寛(コン ヒロシ)

Author:昆寛(コン ヒロシ)
住まい環境プランニング:技術顧問
(設計事務所:高性能住宅専門)
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