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住まい環境プラニングは国内唯一の高気密性能を担保できる気密施工マイスターを育成する設計事務所です。 高性能住宅の熱環境分野に携わって28年、理論と実体験に基づいて省エネ住宅の開発研究、普及に努めております。住宅に大切な結露対策は得意分野、結露のトラブルも解決いたします。

窓のコールドドラフトを防ぐ方法

コールドドラフトは冬期に、暖房室内の空気が、外気で冷やされた外壁や窓ガラス面に触れることにより温度が急激に低下し、冷気流となって降下する現 象ですが内外の温度差が大きいほど、また接触面の高さと床面の落差が大きいほど、この冷気流の流速が増し部屋に流れ込むので足元がとても寒く感じられて不快に感じてしまいます。

建物が高断熱で高気密で全室暖房であっても、この現象は防ぐことができません。そのため窓、特にテラス戸のような掃き出し窓の直下は冷気流を防ぐ何らかの暖房器の設置が必要です。

dc030477.jpg

一般的なパネルヒーターは左写真のような壁掛けあるいは窓下に取り付けられます。
窓の下枠と床面がフラットな窓(テラス戸、掃き出し窓)の場合は床の上に設置するため、パネルヒーターが床面より高くなるため掃除の邪魔になり掃き出しの用は成さないのが欠点となります。




そこで、その欠点をカバーできるのが床面とフラットになるパネルヒーターです。
dc0304130_2_20121118150415.jpg
これだと、フラットですから掃除も楽、コールドドラフトも防ぐことができる一石二鳥の暖房器です。

高性能住宅の住環境は、よく「冬の室内は寒くもなく暑くもなく、春のポカポカした体感温度」と言う表現で言われます。春に日差しが入る窓の下でウトウトと仮眠する・・・あのような温度環境です。
それはこのような暖房器でなければ得ることができないのです。

掃き出し窓及びテラス戸のコールドドラフトの防止はこの方法が最善策のようです。
上写真はFVL商品を使ってコールドドラフトを見事に防止したことを表す熱画像です。

その暖房器は→ピーエス(株)のFVLX商品です。

既存の建物で窓下につけるヒーターは↓
http://www.imliving.com/windowradiator/index.html
http://www.gogops.jp/pages/3-hre/hrephoto/vxrephoto.html

この暖房器だと隙間に埃、ゴミが入り掃除は大変ではないか?と言うご質問がありますが
この暖房器の掃除の方法は以下の動画をご覧下さい。(意外と簡単です!)
dc111805 - コピー①の隙間にフック棒を引っ掛けます。









②フック棒をそのまま持ち上げます。









③上げた状態で掃除機でゴミ。埃を吸い取ります。配管材が固定されていないので自由に上げ下げできます。









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(高性能住宅設計:技術顧問)

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