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住まい環境プラニングは国内唯一の高気密性能を担保できる気密施工マイスターを育成する設計事務所です。 高性能住宅の熱環境分野に携わって28年、理論と実体験に基づいて省エネ住宅の開発研究、普及に努めております。住宅に大切な結露対策は得意分野、結露のトラブルも解決いたします。

引き違い窓の気密性能

一昔前の私は気密性が低い引き違い窓はできるだけた気密住宅には使わないように計画していました。
採用しても和室に2箇所程度に抑えて設計するのが一般的でしたのでそれに倣っていたのです。

ところが、引き違いが3倍強の7か所あるのもかかわらず、気密1.0cm2/m2以下を意識して建てたというA工務店の気密測定をすることになりました。

目票の1.0cm2/m2以下は引き違い窓が多すぎて無理だろうと心の中では思っていました。
しかし、結果はなんと0.47cm2/m2という高い気密性能を出してしまったのです。

こことは経験上解せないことなので、若し引き違い窓がFIXだったらたらどのくらいの気密性能になるのか調べてみることにしました。

632zgmxmje5mdx6aw.jpg左写真は引き違い窓の召し合わせわせ部分と枠周囲を養生テープで目張りしている様子です。

引き違い窓の目張りのテープの長さは66.8mあります。
引き違いですから上レール、下レールの召し合わせ部分から漏気するのが気密測定でよくわかります。

この漏気する部分に目張りした状態で・・・気密測定をしてみましたのです。
結果は、なんと思ったより隙間は小さく引き違いの性能の良さを知ることができたのです。

0.45cm2/m2だったのです。

つまり引き違いから漏気する隙間相当面積は僅か0.02cm2/m2なのです。

総隙間面積は0.02cm2/m2×217m2(実質床面積)=4.34cm2で2.08×2.08cm角の隙間しかないことになります。(隙間相当面積0.5cm2/m2クラスの気密性能であればこの0.02cm2/m2程度の隙間はさほど気にならない隙間だと考えます。)

参考に引き違い窓はm当たりに換算すると≒0.065cm2が漏気する大きさになるようです。

(※これは公的試験結果ではありません。弊社の実験結果です。ただし今回の気密測定の現場ではサッシメーカーはエクセルシャノンを採用しての測定値になっています。)

全サッシメーカーの引き違い窓を調査した訳ではありませんが、ノックダウン式のサッシでなければ気密性についてはさほど不利ではなく安心して採用できるのではないでしょうか?


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上げ下げ窓

という事は,上げ下げ窓(片上げ下げ窓)も気密性が低いと思われがちですが,実際はそれほど悪くない,という事になりますかね?
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昆寛(コン ヒロシ)

Author:昆寛(コン ヒロシ)
住まい環境プランニング(同)
(高性能住宅設計:技術顧問)

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