断熱欠損の補修施工を検証!
断熱・気密の施工後に欠損となる隙間は硬質ウレタンボードであろうと押出し法ポリスチレンフォームであろうとビーズ法ポリスチレンフォームであろうとフェノールフォームあろうと欠損をカバーするためにはほとんどの場合にはウレタンを充填(注入)して欠損カバーすることが一般的施工方法になっています。。
しかし、充填されたウレタン剤がその断熱材の厚さと同じかどうかわかりません。
ウレタンは発泡するために、どんな隙間でも充填できるのがメリットですが使用される断熱材に厚さと同じくならなければ外断熱のメリットが薄れてしまいます。
静止空気だから断熱効果があるからいいのだと言う人もいますが、施工の仕方できちんと断熱材に厚さに充填できるのですからウレタンのメリット(静止空気より断熱効果がある)を充分生かした方がいいと思います。
左写真は外張り用のウレタンボード50mmの接合部の隙間(5mm程度と10mm程度)の隙間に一液性のウレタンを断熱欠損防止のため充填した二種類の上から見た状態。
左写真は・・・
その充填した状態を調べるために縦に切った断面
※表面(左写真)から見ると綺麗に充填されているように見えるが半分(25mm)程度しか充填されていないことがわかる。
一方、5mm程度の隙間を敢えて表面の隙間を10mm程度にVカットして一液性のウレタンを充填すると50mmの厚さに綺麗に入ることがわかる。
※5mm程度の隙間でもストロー式の先が小さいノズルを使うと奥まで充填が可能であるが綺麗に施工できない難点があります。そこで、目視できるのが10mm以上のVカットで奥まで充填しやすい施工方法です。
外張り工法でのQ値(熱損失係数)の信頼性を担保するためには、このように施工上でやむを得ない断熱欠損の処理は見せかけではなく確実に断熱材に厚さになるように補修施工することがとても大事です。
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しかし、充填されたウレタン剤がその断熱材の厚さと同じかどうかわかりません。
ウレタンは発泡するために、どんな隙間でも充填できるのがメリットですが使用される断熱材に厚さと同じくならなければ外断熱のメリットが薄れてしまいます。
静止空気だから断熱効果があるからいいのだと言う人もいますが、施工の仕方できちんと断熱材に厚さに充填できるのですからウレタンのメリット(静止空気より断熱効果がある)を充分生かした方がいいと思います。


その充填した状態を調べるために縦に切った断面
※表面(左写真)から見ると綺麗に充填されているように見えるが半分(25mm)程度しか充填されていないことがわかる。
一方、5mm程度の隙間を敢えて表面の隙間を10mm程度にVカットして一液性のウレタンを充填すると50mmの厚さに綺麗に入ることがわかる。
※5mm程度の隙間でもストロー式の先が小さいノズルを使うと奥まで充填が可能であるが綺麗に施工できない難点があります。そこで、目視できるのが10mm以上のVカットで奥まで充填しやすい施工方法です。
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