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住まい環境プラニングは国内唯一の高気密性能を担保できる気密施工マイスターを育成する設計事務所です。 高性能住宅の熱環境分野に携わって28年、理論と実体験に基づいて省エネ住宅の開発研究、普及に努めております。住宅に大切な結露対策は得意分野、結露のトラブルも解決いたします。

付加断熱の気密の取り方(軒桁~母屋~棟木の先張シート))

気密を意識して建てられる住宅は気密を構造材の内側で取る充填断熱(内断熱)と構造材の外側で取る外張り断熱(外断熱)がありますが最近は熱損失係数(Q値)の性能を向上さるために充填断熱+外張り断熱=外内断熱の住宅が増えてきました。
その外内断熱住宅を岩手の(有)山井建設さんが初挑戦することになり外内断熱の施工技術の支援要請がありました。商品名は高性能住宅「エコヴェール」ですがその付加断熱の気密化の施工状況を数回に分けてレポートしています。

付加断熱の気密の取り方(先張りシート・胴差し)
付加断熱の気密の取り方(先張りシート・胴差し)では胴差し廻りの先張りシート

今回は赤丸印の軒桁~母屋~棟木の先張シート納め方です。
dc103105(修整1)(修整1)(修整1)左図は棟木、母屋、軒桁の先張りシートの位置を示しています。













dc010943.jpg写真は棟木と母屋部分の先張りシートが取り付けられてから屋根タル木を取り付けた状態です。









dc010923.jpg①母屋と棟木に取り付けられた先張シート
幅800mm程度の先張りシートを棟木と母屋の長さより少し下写真のように長めにカットして左写真のように棟木、母屋の上にタッカーで止め取り付けます。







dc010942.jpg②軒桁、母屋、棟木の先張シートに屋根タルキが取り付けられた様子。
先張り気密シートは0.2mm厚を使いますが強風などで煽られてタッカーで止めた部分が破けることがありますので屋根タル木を取り付ける時にはこの部分は特にチェックして気密テープで補修しましょう!
(若し、破けていて屋根の野地合板が取り付けられると覗いてチェックすることは不可能ですので必ずチェックです!)



dc010955.jpg③棟木に先張りシートが取り付けられた状態を下から見る。









dc010908.jpg④軒桁の先張シート施工の様子










次は間仕切り間他の先張りシートの施工へと続きます。
●建築の設計施工は(有)山井建設
●熱環境(断熱・気密・換気・暖房)の設計。監理は弊社:住環境アルテの設計技術部
●次世代省エネ基準Ⅰ地域仕様(建設地はⅡ地域)
●熱損失係数Q値=1.47W/㎡・k
●床面積:150.57㎡ 気積:376.33&㎥
●屋根:グラスウール(パラマウント硝子工業)240mm
●外壁:グラスウール105mm+付加断熱32kg/㎥品45mm
●基礎:基礎断熱土間床工法防蟻用スタイロフォーム(B3)75mm
●基礎:外周⇒防蟻用スタイロフォーム(B3)50mm(床全面に敷設)
●気密部材:土台気密パッキン、先張り気密ート、気密シート他(ジェイベック
●開口部気密部材:ノルシールV754
●合板気密用パッキン:ノルシールV754
●気密テープ:寺岡製作所
●気密コンセント:日本住環境
●換気システム:日本住環境
●防蟻用ハイプレンフォーム:三井化学産資
●暖房(HRヒーター): ピーエス㈱盛岡




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昆寛(コン ヒロシ)

Author:昆寛(コン ヒロシ)
住まい環境プランニング(同)
(高性能住宅設計:技術顧問)

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