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住まい環境プラニングは国内唯一の高気密性能を担保できる気密施工マイスターを育成する設計事務所です。 高性能住宅の熱環境分野に携わって28年、理論と実体験に基づいて省エネ住宅の開発研究、普及に努めております。住宅に大切な結露対策は得意分野、結露のトラブルも解決いたします。

付加断熱の気密の取り方(先張りシート・胴差し)

付加断熱の気密の取り方では土台廻りの先張りシートの施工方法を説明いたしました。
この先張りシートの土台廻りは床断熱の場合は必要ありませんが1Fの間仕切り間の床面と外壁面は先張りをする必要があります。(このことについては後日解説いたします。)
dc103105(修整1) コピー2


土台に続いて1F部分の各柱が立ちあがると胴差しも設置されて2Fの柱建てに進みます。

その胴差しと床梁などと1Fの天井下地に挟み込まれる部分は左図の青線のように先張りシート800mm程度を取り付けます。一般的な在来構法は受け金物がないので、この現場のように金物部分を先張りするのではなく800mm幅の先張りシートを胴差し廻りをグルリと通して一気に施工することができます。

通し柱とかくだ柱などの胴差しが接合する部分に梁受け金物がある部分は受け金物をいったん外して先張りシートを取り付け受け金物を再取付します。※先張りをする金物の部分は外壁に面した部分全てです。


dc010902 - コピー4①左写真のように胴差しについている梁受け金物を取り外して300mm×高さ800mmくらいに気密シートをカットして先張りシートとします。
dc010904 - コピー3







②左写真は柱につく梁受け金物につけた先張りシートを取り付けた様子です。


dc010715 - コピー







③大工さんが梁受け金物に先張りシートを取り付けている様子。
dc010927 - コピー2








⑤これで胴差し廻りの梁、床梁の先張りシートが完了です。










●建築の設計施工は(有)山井建設
●熱環境(断熱・気密・換気・暖房)の設計。監理は弊社:住環境アルテの設計技術部
●次世代省エネ基準Ⅰ地域仕様(建設地はⅡ地域)
●熱損失係数Q値=1.47W/㎡・k
●床面積:150.57㎡ 気積:376.33&㎥
●屋根:グラスウール(パラマウント硝子工業)240mm
●外壁:グラスウール105mm+付加断熱32kg/㎥品45mm
●基礎:基礎断熱土間床工法防蟻用スタイロフォーム(B3)75mm
●基礎:外周⇒防蟻用スタイロフォーム(B3)50mm(床全面に敷設)
●気密部材:土台気密パッキン、先張り気密ート、気密シート他(ジェイベック
●開口部気密部材:ノルシールV754
●合板気密用パッキン:ノルシールV754
●気密テープ:寺岡製作所
●気密コンセント:日本住環境
●換気システム:日本住環境
●防蟻用ハイプレンフォーム:三井化学産資
●暖房(HRヒーター): ピーエス㈱盛岡
次は屋根の先張りシートの施工へと続きます。


施工の流れは動画をご覧下さい。



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昆寛(コン ヒロシ)

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(高性能住宅設計:技術顧問)

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