屋根の充填断熱の施工ミス
充填断熱工法で屋根断熱の場合には断熱効果を100%発揮させるためにはタイべックなどの防風シートで外気の侵入を防止しないと繊維系断熱材の効果が発揮されません。
下写真は屋根断熱で屋根と壁の取り合い部分で誤った施工例です。
この現場は通気層を確保するために通気君という部材が使われていますが壁からのタイベックシートと通気君が連続されていないため隙間が生じてグラスウール見えています。
これでは屋根のグラスウールの断熱効果は半減してしまいます。気密性能が良くてもこれでは以前にもレポートしましたが、この現場のQ値は「絵に書いた餅」となり暖冷房負荷計算しても能力不足の暖冷房計画がされることになりクレームになってしまいます。
この解決策は左写真のように通気君とタイベックシートが予め連続する先張りがポイントです。
こうすることで壁側のタイベックシートのジョイント処理は比較的に楽にでき気密テープを接合部に貼ることで断熱材に外気のし侵入を防ぐことができます。
気密を上げるために内部の気密シートの施工にはけっこう気を遣う職人さんが増えてきましたが防風シートの施工はラフな施工している職人さんがいるのは驚きです。

左上写真は外~見たタイベックシートの正しい施工、気密施工と同じく防風シートも先張りがあったり、接合部は気密テープでしっかりと押さえて外気の侵入をシャットアウトします。
右上写真は同じ場所を建物の中から見た様子、白っぽく見える部分がタイベックシートで光が透けて見えています。このような施工をすると繊維系に断熱材は100%発揮されるのでQ値から暖冷房負荷計算も信頼度が増します。
そのため、充填断熱工法で建築を依頼する場合は建築中の現場を外部から見て、このように防風シート施工がされているか確認できれば安心して依頼できるのではないでしょうか。
その他のエコ住宅の情報はこちら
↓ ↓
にほんブログ村 住まいブログ 人気ブログランキングへ
下写真は屋根断熱で屋根と壁の取り合い部分で誤った施工例です。

これでは屋根のグラスウールの断熱効果は半減してしまいます。気密性能が良くてもこれでは以前にもレポートしましたが、この現場のQ値は「絵に書いた餅」となり暖冷房負荷計算しても能力不足の暖冷房計画がされることになりクレームになってしまいます。

こうすることで壁側のタイベックシートのジョイント処理は比較的に楽にでき気密テープを接合部に貼ることで断熱材に外気のし侵入を防ぐことができます。
気密を上げるために内部の気密シートの施工にはけっこう気を遣う職人さんが増えてきましたが防風シートの施工はラフな施工している職人さんがいるのは驚きです。


左上写真は外~見たタイベックシートの正しい施工、気密施工と同じく防風シートも先張りがあったり、接合部は気密テープでしっかりと押さえて外気の侵入をシャットアウトします。
右上写真は同じ場所を建物の中から見た様子、白っぽく見える部分がタイベックシートで光が透けて見えています。このような施工をすると繊維系に断熱材は100%発揮されるのでQ値から暖冷房負荷計算も信頼度が増します。
そのため、充填断熱工法で建築を依頼する場合は建築中の現場を外部から見て、このように防風シート施工がされているか確認できれば安心して依頼できるのではないでしょうか。
その他のエコ住宅の情報はこちら
↓ ↓
にほんブログ村 住まいブログ 人気ブログランキングへ
- 関連記事
-
- 金物工法の熱橋対策 (2012/03/07)
- 土台廻りの漏気をゼロにする方法 (2012/02/29)
- 断熱欠損の補修施工を検証! (2012/02/28)
- 付加断熱の気密の取り方(開口部の収め方:外部) (2012/02/20)
- 付加断熱の気密の取り方(先張りシート・間仕切り壁) (2012/02/19)
- 付加断熱の気密の取り方(軒桁~母屋~棟木の先張シート)) (2012/02/10)
- 付加断熱の気密の取り方(先張りシート・胴差し) (2012/01/30)
- 付加断熱の気密の取り方(先張りシート・土台) (2012/01/25)
- 屋根の充填断熱の施工ミス (2012/01/19)
- 新築なのに寒い訳(玄関廻り) (2011/12/31)
- 新築なのに寒い訳(ユニットバス廻り) (2011/12/27)
- 付加断熱と棟換気で夏対策 (2011/09/04)
- 外断熱と充填断熱の複合工法(外張工事、窓周り工事) (2011/06/21)
- 外断熱と充填断熱の複合工法(付加断熱工法の先張りシート1) (2011/06/18)
- 気密住宅の性能の差は施工の気遣いだ!(内断熱編1) (2006/11/28)