換気システムの騒音対策
換気システムはメーカーによって若干異なりますが換気容積が増えるにしたがって換気システムは2台つけられることになります。その結果2台もの換気システムは騒音に悩まされる可能性が大となります。
騒音からの苦痛から逃れるために別途メンテナンス室(給湯、暖房用のボイラーとか換気システムが室内に取り付けられている専用の部屋)を設け、天井、壁の周囲をグラスウール、ロックウールなどの吸音材で包み込むと騒音に悩むことなくなります。
しかし、メンテナンス室が設けられない場合には、ダクト方式の換気システムは邪魔物扱いにされることになり1Fの天井裏(ユニットバスの上、物置、洗面脱衣室)に設置されることになります。
2Fも同様にクローゼットとかトイレなど寝室からできるだけ離れた所に設置されますが騒音対策は十分なされず施工されること多くあります。
できれば先に説明をしたメンテナンス室に換気本体を設置するように計画されることをことをお勧めします。
一般に換気システムのファンからの騒音は、ダクト内に走る空気によって伝わる空気伝搬音とファンの振動が壁とか構造材を通じて伝わる個体伝搬音の二種類があります。
これらの原因は主に換気ファンなのですが、その発生する騒音は各メーカーにの換気ファン自体の特性によって異なります。換気ファンの効率のが悪いものは騒音が大きくなります。また、換気ファンの出力が大きなれば発生する騒音も大きくなります。
そのため、どの換気メーカーにするかは最大出力時における換気ファンの騒音値をチェックすることが重要です。換気の稼働時のファンの騒音はゼロにすることは不可能ですが、換気システム全体で騒音を低減化できる方法があります。個体伝搬音は、主に換気ファンの回転振動によって発生しますので換気本体を設置する面を防振ゴムや金属バネなどの防震材料である程度は軽減することができます。
また、空気伝搬音は換気ファンの羽根車が発生するものでダクト内を通じて伝搬されます。
ダクトの音の伝搬音は写真のように消音ダクト(上写真は換気本体から外壁を貫通させて排気させる中間に排気音防止に消音ダクトを使っています。)
それでは、換気本体の騒音対策は防震ゴムとかバネ以外にはどうしたらいいのでしょうか?
写真は屋根断熱の外張りで発泡系プラスチック断熱材が使われた現場(2F)です。
断熱材の端材を使い、換気本体を包み込む消音BOXを造ります。
その消音BOXの中にはグラスウールかロックウールとか繊維系の断熱材をを充填すると騒音に悩まされることはなくなります。
(注)消音BOXはメンテナンスがしやすいようにBOXの取り外しができるように工夫をします。
こうすることで、ほぼ換気本体からの騒音は防ぐことができます。
気密住宅の防音対策
こちらの写真は1Fのユニットバスの天井に取り付けられる換気本体の騒音防止方法。
ユニットバスの天井など1Fの天井のフトコロは小さいため消音BOXを造るメンテナンスがしずらくなるので現実的ではありません。
そこで、その周囲(天井、床、壁)に繊維系の吸音材を充填して換気本体からの騒音をここで吸収させて騒音防止をするようにします。
写真は2Fの床下(ユニットバスの上)にエコプロファイバーかグラスウールを充填吹き込みします。(写真は吹き込むためのネット貼りの様子。)
※その他換気本体以外に騒音となる原因にはダクトのジョイントがT型とかV型にダクトが枝分かれする所に空気抵抗がかかり音が発生します。
この部分も気になるようであれば繊維系断熱材をその部分に巻きつけるようにします。
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騒音からの苦痛から逃れるために別途メンテナンス室(給湯、暖房用のボイラーとか換気システムが室内に取り付けられている専用の部屋)を設け、天井、壁の周囲をグラスウール、ロックウールなどの吸音材で包み込むと騒音に悩むことなくなります。
しかし、メンテナンス室が設けられない場合には、ダクト方式の換気システムは邪魔物扱いにされることになり1Fの天井裏(ユニットバスの上、物置、洗面脱衣室)に設置されることになります。
2Fも同様にクローゼットとかトイレなど寝室からできるだけ離れた所に設置されますが騒音対策は十分なされず施工されること多くあります。
できれば先に説明をしたメンテナンス室に換気本体を設置するように計画されることをことをお勧めします。

これらの原因は主に換気ファンなのですが、その発生する騒音は各メーカーにの換気ファン自体の特性によって異なります。換気ファンの効率のが悪いものは騒音が大きくなります。また、換気ファンの出力が大きなれば発生する騒音も大きくなります。
そのため、どの換気メーカーにするかは最大出力時における換気ファンの騒音値をチェックすることが重要です。換気の稼働時のファンの騒音はゼロにすることは不可能ですが、換気システム全体で騒音を低減化できる方法があります。個体伝搬音は、主に換気ファンの回転振動によって発生しますので換気本体を設置する面を防振ゴムや金属バネなどの防震材料である程度は軽減することができます。
また、空気伝搬音は換気ファンの羽根車が発生するものでダクト内を通じて伝搬されます。
ダクトの音の伝搬音は写真のように消音ダクト(上写真は換気本体から外壁を貫通させて排気させる中間に排気音防止に消音ダクトを使っています。)
それでは、換気本体の騒音対策は防震ゴムとかバネ以外にはどうしたらいいのでしょうか?

断熱材の端材を使い、換気本体を包み込む消音BOXを造ります。
その消音BOXの中にはグラスウールかロックウールとか繊維系の断熱材をを充填すると騒音に悩まされることはなくなります。
(注)消音BOXはメンテナンスがしやすいようにBOXの取り外しができるように工夫をします。
こうすることで、ほぼ換気本体からの騒音は防ぐことができます。
気密住宅の防音対策

ユニットバスの天井など1Fの天井のフトコロは小さいため消音BOXを造るメンテナンスがしずらくなるので現実的ではありません。
そこで、その周囲(天井、床、壁)に繊維系の吸音材を充填して換気本体からの騒音をここで吸収させて騒音防止をするようにします。
写真は2Fの床下(ユニットバスの上)にエコプロファイバーかグラスウールを充填吹き込みします。(写真は吹き込むためのネット貼りの様子。)
※その他換気本体以外に騒音となる原因にはダクトのジョイントがT型とかV型にダクトが枝分かれする所に空気抵抗がかかり音が発生します。
この部分も気になるようであれば繊維系断熱材をその部分に巻きつけるようにします。
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