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住まい環境プラニングは国内唯一の高気密性能を担保できる気密施工マイスターを育成する設計事務所です。 高性能住宅の熱環境分野に携わって28年、理論と実体験に基づいて省エネ住宅の開発研究、普及に努めております。住宅に大切な結露対策は得意分野、結露のトラブルも解決いたします。

満足する家づくりは情報収集に比例

住まいは家電製品や車のように、現物のない商品といえます。
そこで世界で一つしかない我が家を作ろうというのですから、まして見本があってないようなものです。

168zgmwodaymdfhbm4gihio.jpgしかし、建てようとする皆さんはあくまで建築家でも大工さんでもありません。イメージを整理するのも大変な作業ですし、
それを設計者や施工者に上手く伝えられるかどうかも心配です。
その意味では住まいづくりの成否は、より付帯的なイメージの把握とそのための情報収集にかかっているといえます。

先ずは、住宅雑誌やメーカー・工務店各社の印刷物をできるだけ集めることからスターです。(ちょと、したたかに、実際にお願いする気もない会社のものも参考に取り寄せてもいいと思います。)

168dhsrz47kkf4qww.jpg例えば
印刷物といっても、様々な種類があります。
●住宅雑誌、インテリア雑誌(一般向けとプロ向けの2冊)
●メーカーや工務店のパンフレット
●テクニカルパンフレット
●プラン集
●仕様、仕上げ表
●設備/インテリアのカタログ
●実例集などです。

ある程度資料が揃ったら、気に入ったところを切り抜いてファイルしておきます。この段階でモデルハウスや展示会の見学も並行して進めておきます。
ファイルする際は1軒の家にならなくとも、とにかく「リビングはこんな感じ、子供部屋はこんな感じ、台所はこんな感じ」といった・・・・アバウトのイメージ作ります。

無理して間取りを書いたりする必要はありません。
様々なイメージを断片的でも構わないので整理しておきます。
こうして切ったり貼ったり、メモを書き込んだりした自分だけのツールを作ります。

こうすることで自分のイメージも「自分はこんな家に住みたかった!」ということが自分なりに把握できてきます。・・・それが大切です。それから自分なりのイメージが次第に具体化し、それらが仮に専門的なものではなくても設計者に伝えるツールにはなります。

(我が家では家内のイメージを設計者に伝えるために、素人なりに図面(漫画図面)を書いて100回ほどのFAXのやり取りを設計事務所さんとしていました。)

最終的にどこに依頼するかは本人の自由として、どんな場合でも最後は契約を前提にして話を進めることになります。その段階では、自分達の希望と予算とを設計者や施工者に伝え、後はそれがどういう形になって提案されるか待つわけです。

キッチン、建具、照明、浴室などチェックすべき項目はたくさんあります。
かといって予算は限られていますから、足し算、引き算を何回も繰り返しながら、最終的にはプランが詰められていきます。
しかし、メーカーや工務店の中には、契約を急ぐばかりに、「まあ!細かいことは後で決めましょう!」と仕様や仕上げを棚上げして契約するところもあります。

後で後悔しないためにも、契約前の情報収集と細部にわたる詰めは、できるだけしておくべきです。
こうして完成した住まいは、雑誌やパンフレットで見た物件よりはグレードが落ちたとしても、個性や貴方の家族らしさが表現されたという意味では、どこにも負けないものになることうけあいでしょう。

満足する家づくりは自分の情報収集の努力(時間)に比例します。


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昆寛(コン ヒロシ)

Author:昆寛(コン ヒロシ)
住まい環境プランニング(同)
(高性能住宅設計:技術顧問)

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