夏の暑さを防ぐために(庇の効果)
ここ近年、地球温暖化の影響で夏の気温は年々上昇!
それに伴って、何か暑さ対策をしないと冷房をフル回転させなければ夏を快適に過ごすことができない環境になっています。
できればはエアコンなしで夏の暑さを快適に(涼しく)過ごしたいものです。
我が家では暑さ対策として、昔ながらの知恵として
計算された庇の出とか写真のように1.2mの出幅のバーゴラ風にして、ツル状植物を植えて日差しをカットしています。
さらに写真の手前は大きなシンボルツリーがあり直射日光をほどよく遮ってくれます。
さらに室内側ではブラインドあるいはロールカーテンを付けて3重の日差しカットをしています。
室内が暗くなるのでは?という心配があるかもしれませんがブラインドを少し斜めに開けることで淡い光で不便はないものです。むしろ、エアコンいらずの涼しい室内環境が体感できます。
下の図は「庇効果の有無の判定グラフ」サンプルですが岩手県盛岡市での午後12時の時の2/1~12/1(各一日の日当たり)に窓に日が当たる面積比率は何%あるのかを示しています。
縦軸は日当たり面積率で横軸は各月の一日を示しています。この時の条件は屋根の軒の出600mm、一階のテラス戸(幅1.6m×高さ2.0m)には庇がない場合の日当た面積率をグラフしています。
結果:一年中通して午後12時にはテラス戸には100%の日射が入ることを示しています。冬季であればとてもありがたい日差しでも、夏季のこの状態では暑くて不快になります。
残念なことに、このような庇がない高気密・高断熱住宅は当たり前のように多く建てられています。

下のグラフは8月8日の一日の庇の効果を面積比率で表しています。
午前5時~午前11時45分頃までは直射日光が入らないが午後12時前後から・・・午後6時30分頃まではテラス戸に100%日差し入り込むことを表しています。

一方、庇があった場合はどうなるか?
下のグラフは庇の出幅を外壁の面か350mmにした場合です。
庇がない場合と比較すると一年中日差しが入るが面積比率が減っています。
6月の12時は50%の日差しをカット、7月には45%の日差しをカット、暑い8月でも50%の日差しをカットすることができる・・・ので庇の効果があることがわかります。

下のグラフは8月8日の一日の庇の効果グラフ
この場合での日差しは午後11時45分から60%日差しが当たり、時間を追うごとに徐々に100%日差しが入ることを表しています。

●それでは庇の出幅を900mmにするとどうなるか?を検討してみると2月1日は75%の日差しが入り、序々に日差しの減少が5月1日まで続きます。
5月1日~8月10日頃間は日差しは0%となるので夏の暑さを防ぐ効果があることがわかります。
それから秋から冬にかけては序々に日差しの面積比率が増加して、暖房の手助けをすることがわかります。

下のグラフは8月8日の一日の庇の効果グラフ
この場合では日差しは午後12時15分から日差しが当たり始め、時間を追うごとに徐々に増加し午後6時45分頃に100%日差しが入ることを表しています。

こうして庇の効果度合いをシュミレーションをしてみると効果があることがわかるので新築を計画される方は積極的に庇を取り入れるようにしましょう。
庇の出幅は長ければいいものではありませんが短いとあまり効果がありません。
夏には日差しをより多くカットできて、冬にはより多く日差しを取り入れる庇の出幅を検討することが・・・エアコンなしで夏を快適に過ごす方法となります。
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下の図は「庇効果の有無の判定グラフ」サンプルですが岩手県盛岡市での午後12時の時の2/1~12/1(各一日の日当たり)に窓に日が当たる面積比率は何%あるのかを示しています。
縦軸は日当たり面積率で横軸は各月の一日を示しています。この時の条件は屋根の軒の出600mm、一階のテラス戸(幅1.6m×高さ2.0m)には庇がない場合の日当た面積率をグラフしています。
結果:一年中通して午後12時にはテラス戸には100%の日射が入ることを示しています。冬季であればとてもありがたい日差しでも、夏季のこの状態では暑くて不快になります。
残念なことに、このような庇がない高気密・高断熱住宅は当たり前のように多く建てられています。

下のグラフは8月8日の一日の庇の効果を面積比率で表しています。
午前5時~午前11時45分頃までは直射日光が入らないが午後12時前後から・・・午後6時30分頃まではテラス戸に100%日差し入り込むことを表しています。

一方、庇があった場合はどうなるか?
下のグラフは庇の出幅を外壁の面か350mmにした場合です。
庇がない場合と比較すると一年中日差しが入るが面積比率が減っています。
6月の12時は50%の日差しをカット、7月には45%の日差しをカット、暑い8月でも50%の日差しをカットすることができる・・・ので庇の効果があることがわかります。

下のグラフは8月8日の一日の庇の効果グラフ
この場合での日差しは午後11時45分から60%日差しが当たり、時間を追うごとに徐々に100%日差しが入ることを表しています。

●それでは庇の出幅を900mmにするとどうなるか?を検討してみると2月1日は75%の日差しが入り、序々に日差しの減少が5月1日まで続きます。
5月1日~8月10日頃間は日差しは0%となるので夏の暑さを防ぐ効果があることがわかります。
それから秋から冬にかけては序々に日差しの面積比率が増加して、暖房の手助けをすることがわかります。

下のグラフは8月8日の一日の庇の効果グラフ
この場合では日差しは午後12時15分から日差しが当たり始め、時間を追うごとに徐々に増加し午後6時45分頃に100%日差しが入ることを表しています。

こうして庇の効果度合いをシュミレーションをしてみると効果があることがわかるので新築を計画される方は積極的に庇を取り入れるようにしましょう。
庇の出幅は長ければいいものではありませんが短いとあまり効果がありません。
夏には日差しをより多くカットできて、冬にはより多く日差しを取り入れる庇の出幅を検討することが・・・エアコンなしで夏を快適に過ごす方法となります。
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