窓の七つの働きとは?
これはブログの引っ越しに伴って
2007年1月に(2回に分けて)投稿したものを読みやすく一つにまとめての再投稿です。
人はそれぞれに、窓への思いいれがあります。
大きな窓で、美しい景色を見たい人。
なるべくプライバシーが見えない窓がいいという人。
とにかく、窓で暖房、冷房費を低くしたい人。
その家庭の中でも趣味、年代でも主張が違います。
でも、・・何故か?
窓を選ぶに当たっては以外にも業者任せ、設計者任せにしている人が多いのも事実です。
そして・・・生活してから悔やんでいる人を多くみかけます。
そうならないために
窓を選ぶためには、普段なにげなく接している窓ですが
どんな働きがあるのか確認してみる必要があります。
窓には七つの働きがあること知っていましたか?

壁だけあれば、昼でも真っ暗で外からはまったく情報が得られず、電気をつけなければ何の活動もできません。
それでは防空壕か核シェルターです。
あらかじめ採光を心がけて窓を選んでおけば電気代もお得になります。

暑い日差しは夏には敬遠したいものですが、冬場は大きな熱源になります。
この太陽熱をどんどん室内に取り込むことができれば、暖房費を浮かすことができます。
昔ながらの日向ぼっこの発想で、自然の恵みを室内にいながらにして得ることができます。
もちろん、逆に遮断することで冷房費の削減にもなります。

湿度の高い日本では特に風を上手くに使うことを、快適な日常の術としていました。
住まいにおいても、風通しのよい家というのが第一条件。
これは現在でも同様です。
気密性の高い住宅でも窓による通風は重要です。
セントラルクリーナーでもない限りは、掃除をする時は窓を開けてが原則。
逆に風が強すぎる日はしっかりと防ぐのも窓の役目です。
家の隅々までクリーンな空気を!

汚れた空気や臭いを外へ追いやる目的があります。
隙間風でいっぱいの家であっても、部分的しか換気されていないことが多いので、窓の開閉による換気をしやすくしておかなければなりません。

逆に、敷地の隣近所の様子に合わせ、煩わしい看板類や、手入れの悪い家など雑多の景色を避けて、美味しいところだけに窓を持ってきて、少なくとも室内からは家の雰囲気を守ることができます。

心地よい風も病み上がりの身体には不快です。ゆっくりしたいのに外の工事音がうるさくては休めません。
外的な不快な条件を遮断することで、暮らしの空間を快適に維持することができます。
家は人を守るもの、デザイン以上に必要不可欠な仕事です。

●これらが、七つ働きが窓の役割に中心になりますが
その他テラス戸のように荷物の出し入れの用途もあります。
そして、働きの8の窓として「断熱、気密性」が今は求められています。
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