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高性能住宅をつくるこだわり

2012/10/28 Sun

日本での高性能住宅はQ1住宅という次世代省エネ基準より上回る省エネ住宅が少しづつ普及しつつありますが、全室暖房という意識がある住宅はなかなか普及しないのが現状です。

全室暖房は家をシュルターとしてとらえている西洋文化圏で発達したものですが、その快適性、安全性からパネルラジエーターや蓄熱暖房器が脚光を浴び ものの、その機械の最高能力をもってしても暖まらず、コストが高いなどで敬遠されるという問題起こりました。

ライフスタイルも西洋化し、家も洋風に近い西洋化の家がどんどん建つようなったものの、実はそれは目に見えるところだけ真似た住宅が多かったような 気がします。

日本はいまだにセントラルヒーティングは贅沢だ!
高い!という考える方がいまだにいらっしゃいます。

高いのはセントラルヒーティングの設備能力が悪いのではなく、熱の損失がとても激しい低気密住宅であるからです。高いコストの全室暖房を低コストで実現する 方法は家の断熱・気密化の出来不出来にかかっていることを意外と理解されていないのです。

全室暖房を贅沢と感じる日本では先に断熱化が浸透しました。1970年代のオイルショク以降に省エネを考えて家の断熱化が急速に進みました。家のつくりがしっかりすれば、ガンガンと暖房あるいは冷房をする必要がありません。冷蔵庫のドアが開いていれば電気代がかかる割には食品が冷蔵されないように、家が気密化されていなければ暖房費、冷房費もかかる割には快適な住環境にはならないのです。

断熱・気密によって家の性能が良くなるほど暖冷房のエネルギー使用量が少なくなり、使用期間も少なくなってきます。この断熱・気密の技術が、かっては高くつきすぎて普及しなかった全室暖房を可能としています。

断熱と気密はきってきれない関係にあります。
気密層は冷気の侵入を防ぐ役割の他、もう一つの大きな役割をもっています。
それは防湿層としての働きです。

室内で発生する湿気が壁の中に入り、そこで結露が起こると構造体が腐朽菌によって冒される危険があります。

室内の湿気が壁の中に悪さをしないようにバリアとして室内側に気密・防湿層を施すのです。
気密・防湿層は主にポリエチレンフィルム0.2mmなどを用いますが・・・これだけではビニールハウスで暖房しているようなもので結露が起こってし まいます。

その結露を抑えるのが断熱材の役割です。全室暖房ではなくても断熱材で室内の結露を防ぐことができます。しかし、とてつもない厚さが要求されます。

dc102714 - コピー●写真は先張りシートの施工後の状態

そして、断熱材が厚くなればなるほど、内部結露が起こりやすくなります。外側にいくほど外気温に近づいていくためです。断熱・気密・全室暖房は本来分けて考えていけないものなのです。

しかし、気密化を図ることによって、呼吸や燃焼による空気の汚れや、水蒸気などを室内から排出できません。そのため、室内の空気を燃焼させ、汚 れた空気と水蒸気を室内に戻す開放型のストーブやファンヒーター以外の暖房器を使用します。

家の大きさや家族構成、ライフスタイルに合わせて換気計画を組み、新鮮な空気を確保します。新鮮な空気がどこから入りどこから抜けていくか、計画を 立てて出入口を決めます。

機械換気による換気システムの場合は給気口にはフィルターがついています。そのため外からの空気に混ざり進入してくる有害物質を取り除いたクリー ンな空気を取り込むことができるので、花粉症やアレルギーの症状が軽くなったという例もあります。

気密の悪い家では逆にこの計画が立てれません。例えばトイレでファンを回した時に、気密を意識しないで建てられた一般の住宅ではコーナーや建具等の 隙間から汚れた外気をダイレクトに取り入れたり、隙間同士で換気を行ったりしているのです。

だからこそ・・・手に入れたいのが高性能住宅です。

断熱・気密・換気・全室暖房を整えた住宅のこだわりは家を建てる上で必ず持つべきです。

どれかをないがにしろにすれば、その家の性能はバランスを崩して不快な家となります。

気密層が途切れていたり、断熱材がたるんだり、隙間があくような中途半端な施工では、結露被害を助長することになり、省エネ効果も減少して省エネの 目的と反対の環境をつくってしまいかねません。誰も寒い家(暑い家)は欲しくはないし、短命な家も欲しくはありません。

※気密についての意識は施工者側が当り前の技術としなければならないのですが、残念ながら気密の技術は特別なものと受け止めて必要のないもの、ある いは中気密でいいと思っている施工業者が多いことは残念に思います。一方、施主様の方が施工業者より断熱・気密の勉強をされて自分で気密工事をする。・・ といった方が増えています。

(住まい環境プランニングはそんな方を応援いたします。)

気密・断熱施工についての相談をスタッフのブログで無料で受け付けしています。

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換気計画でのレンジフード対策(続)

2012/10/25 Thu

換気計画でのレンジフード対策では気密が高い住宅の場合には同時給俳型のレンジフードを使うことをお勧めいたしました。

では、この同時給俳型レンジフードを使えば問題はないのでしょうか?

特にオール電化の普及とともにIHヒーターを設置する方が多くなりましたがガスコンロ台とは違ってIHヒーターは上昇気流が弱いため吸い込みが悪いという声も聞きます。一般的なレンジフードの排気風量は、ガスレンジの一酸化炭素を排出するための理論俳ガス値からきています。

ガスを使うために、延焼しないようにレンジフードの配置位置(高さ)は1.0mと高くするために排気量の大きい換気扇を使う必要があるのです。
※各行政によって若干違いますが一般的に換気扇にフードが付く場合(一般的な家庭用)1m以下となっています。

普及品のレンジフードの中には排気量は平均500〜600m3/hで700m3/hというものもあります。しかし、実際の換気量はパンチングフィルターが標準装備のため抵抗が大きいのです。、さらに油汚れ防止のためポリエステル繊維のフィルターをつけることで排気量が大幅にダウンしてしまい200m3/hあるものは良い方の部類に入るようです。

IHクッキングヒーター使用の排気能力は実験でわかるように弱運転では排気が不十分、強運転にすると排気する能力はほぼ100%あるのですが、あまりにも強いため計画換気上の換気のバランスが崩れてしまうのが欠点となります。レンジフードの実質排気量は100m3/h前後あれば十分ですのでIHクッキングヒーターを使う場合には1.0mの高さではなく極力低い位置までレンジフードを下げることで効率がよい排気ができて計画換気にも影響が少なくする方法です。

その他の対策としては
①同時給排を使ってもレンジフード専用の給気口をレンジフードの傍に設置する。
②一般の同時給排型レンジフードの給気は自然給気ですが、第一種換気装置のように給気を強制的にモーターで給気するものを選ぶ方法もあります。しかし、これらの方法も計画換気のバランスが崩れないように排気能力を考えながら設定することがポインとになります。

下の動画は我が家のIHクッキングヒータ仕様で同時給俳型レンジフードを使った場合の排気能力の実験風景です。


※我が家の同時給給俳型レンジフードはフードBOXの上部から自然給気方式ですので弱運転では吸い込みが悪いので強運転にしています。ただし、排気されている間は計画換気のバランスは崩れてしまっています。


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真壁の気密施工

2012/10/21 Sun

在来軸組構法の和室(真壁)の気密化施工はとても煩雑になりがちです。

conv000001_002_20121021234151.jpg
真壁は大壁のように柱にきっちりと断熱材を入れることができる構造なのに対して、下図のよう断熱材が入る部分の見込寸法が小さくなってしまい大壁と同等の断熱性能の断熱材を確保することができません。
その場合の真壁は外張りに施工することが合理的な方法なのですが外張りする分だけ外側に厚くなってしまうため外壁の通りがよくありません。

そのためこの部分の断熱材は密度が高く、断熱性能の高い材料を入れるようにします。

(悪い例ですが大壁に入れる同じ材料を無理やり押し潰して入れている例がありますが・・・これはよくありません。)


真壁の充填断熱工法の気密施工は左図のように気密テープで処理をします。中折れテープを使うか小さくカットしたテープを仮止めした後、丁寧に挟み込みながら指でしごきながら押さえます。

和室に見せるために付け柱とか付け長押とか付け鴨居で納める方法にすると大壁の断熱・気密の施工法と同じくなり断熱欠損は免れますが和室の本物志向?の方には不向きかもしれません。

最近、充填工法+外張り工法の付加断熱工法普及しています。この場合は断熱材が少し弱くなる真壁にしても気にならない程度の断熱性能となるので心配はいらないでしょう。



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昆寛(コン ヒロシ)

Author:昆寛(コン ヒロシ)
住まい環境プランニング:技術顧問
(設計事務所:高性能住宅専門)
希林舘自然クラブ(代表)

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