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住まい環境プラニングは国内唯一の高気密性能を担保できる気密施工マイスターを育成する設計事務所です。 高性能住宅の熱環境分野に携わって28年、理論と実体験に基づいて省エネ住宅の開発研究、普及に努めております。住宅に大切な結露対策は得意分野、結露のトラブルも解決いたします。

冬の風物詩の危機!

年は異常な暖冬のせいで岩手でも
雪平野を見ることがない状態が続いておりますが
それでも外気温は氷点下になるのは当たり前で
田んぼでは霜と霜柱をよく見ることができます。
霜は、冷やされて飽和寸前になった空気の中の水蒸気が、氷結点以下になっている物体に触れと昇華凝固し凍結したものですが

樹木に着いたものを樹霜、窓面に着いたものを窓霜と呼び、
霜の形は樹枝状、針状、柱状、無定形など様々な形が見られます。

気温の上昇や日照、
あるいは風を受けると消えてしまう一時のはかない冬の風物詞です。

一方

似たものに霜柱がありますが霜とはでき方もかなり違います。
地面から出てくる霜柱は透明な氷の柱で柱の頭に土を乗せているのが特徴です。

霜柱は地中の水が凍ってそれが生長するのが特徴です。
夜間地表面が冷やされると温度勾配によって地中の水分が地表面に向かって移動します。

この水分が氷点下の地表面にあたって凍り、
その繰り返しで成長したものが柱状(霜柱)になるのです。
149c3vnybfe.jpg


朝早く出かけないと見かけることがない光景です。

住宅も高性能化が進み、ガラスの窓霜、結露を見ること少なくなってきましたが
このまま地球温暖化が進むと、冬の風物詩、霜、霜柱も
「昔は霜、霜柱というものがあったけな~」と
過去の話題になるかもしれません。

そうならないためにも、建築に係わる立場から、
もう少し省エネ住宅の普及活動をしなくては」ならないと考えています。

それも次世代省エネ基準を超えた
Q1(Q値=1.0w/m2・K)住宅の普及です。


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パネルヒーターの取りつけ方の失敗

住宅の暖房方式は様々ありますが岩手でもまだ床暖房が理想的だといわれています。

果たしてそうでしょうか?

25年前に高気密高断熱住宅の先駆けの頃は床暖房の普及に一生懸命でした。FFストーブに比較すると放熱する面積が広く、低い温度の熱で直接全体を暖めるので従来の寒い住宅でも暖かく感じられます。

今まではファンヒーターかFFストーブで間欠暖房で寒かったので床暖房の住宅は驚くほど暖かく感激するのです。

・・・が2年目に入ると微妙な温度の変化を感じるようになり窓からのコールドドラフトで寒さがかなり感じるようになります。

そんな理由で
私は輻射暖房のパネルヒーターの設置をお奨めしているのです。
しかし輻射暖房が設置されていても設置される場所に問題がある場合が多いのです。特にテラス戸とか引き違いの(掃き出し)の窓下に設置されず窓の袖壁に設置された場合です。

148kweoypbelmpwz5tkiniohq.jpgこれではコールドドラフトを防ぐことは困難です。
そんな経験があって我が家の和室の片引き戸(へーベントシーべ)は写真のように床下のBOXを作りその中にパネルヒーターを入れ簡単に取り外しができるガラリをつけたのです。

このようにするこでと窓からの冷気が一旦BOXに下降し、パネルヒーターで暖められた空気が窓面を上昇しコールドドラフトを防ぐことができるのです。

昨年ちょと色気を出してパネルヒータ入りBOXに加工を施しました。
(BOXに直径100mmの穴を数箇所開けたのです。)
BOXで暖められる空気を床下土間の方にも取り込むことによってコールドドラフトを防ぎながらも蓄熱の効果の一石二鳥を狙ったのですが・・・

その結果が熱カメラで検証・・・・悲惨な結果です。

左画像:ガラリ蓋をつけた状態ではロールカーテンの下は15℃くらいです。
掃き出し窓の側に座ると冷気を感じます。
(ヒーターの熱が上昇しないでBOXの穴を通じて床下に移動しているのです。その結果窓のコールドドラフトを防ぐことが難しくなってしまいました。)

右画像:BOX内の穴を改めて塞いだ状態です。
ロールカーテンの下部分は20どくらいに上がっています。
(穴を開けた熱画像は左写真ですのでこの右の写真と比較すると如何に穴を開けた方が悪かったか物語る熱画像になっています。)

ちなみにヒーターの表面温度は30℃になっています。
ボイラーのコントロールスイッチの設定目盛りは
10段階の1目盛りの24時間暖房

●欠点:このガラリ方式ではコールドドラフトを防止できるが埃、ゴミがBOXの中に入り掃除が大変なことです。
特に我が家では室内犬を飼っているのでその抜け毛の掃除はおっくうなものです。

148g3obw4nhg1h6wq.jpg●この欠点を解決した(ガラリ蓋もつけない掃除もしやすい)コールドドラフトを防止する床設置型のパネルヒーターが最近注目され販売されています。
見た目も奇麗でパネルの塗装色もオーダーできてインテリアにかなりお奨めです。




そのパネルヒーターの販売元はこちらです。
盛岡ピーエスのFVLXタイプ


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吹き抜けの高窓の掃除はどうしたらいいのか?

リビングを吹き抜けにした2階に当たる窓はデザイン的には見栄えするもののメンテナンスにおいては非常に不便なものです。

展示場に行くとよく見かけるパターンはFIX窓にしている例があること。
掃除には外部からと内部からの両方からしなければなりませんが家庭用の脚立(6尺程度)では届きませんから、アップスライダー(梯子)を使わないと掃除ができません。
またそれ以外のサッシであっても、やはり同じように室内側から掃除が簡単にできるようにキャットウォークを作るなど、何らかの工夫が必要です。
139iagosonxk12ri4fpjqmr7ofqhtm.jpg
写真は我が家の吹き抜けの窓ですが見た目はFIX窓ですが横軸回転窓になっています。
約180度回転するので外側の硝子面が内側に反転することになり、掃除には非常に便利なものです。

ただし、吹き抜けですから先に説明した通り、キャトウォークを作りメンテナンスを容易にしています。
写真が斜めから撮影していますのでわかりづらいと思いますが
手すりと窓の間が人一人が歩けるようになっています。
サイズは1130×1130の木製サッシ(デンマーク製:LOW-Eアルゴンガス入りペア硝子)
139bmf0bynwg0adcootg040ya.gifこのサッシの特徴は見ていただければわかるように換気も通風も掃除も簡単にできる仕掛けになっている優れものです。
また、ハンドルを10mm程押し出してロックすることで雨も入らず常時換気もできるようになっています。

新築する場合の窓選択は換気と通風を考慮しながらも掃除がしやすい工夫をすることがポイントです。






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外人には心優しい日本人!

132zgmwodiwmdfhbm4ysw.jpg
新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

2007.元旦






132zgmwmtazmdxx4q.jpg例年ですと12月31日の大晦日の夜に出かけ、夜中に初詣や夜を明かして初日の出を拝む元朝(がんちょう)参りをするのですが、今年は混雑を避けようと1/3に盛岡市の八幡宮に初詣にホームスティーのソーニャ(ロシア人)と母親の3人で出かけてきました。

しかし、元旦を避けた割にはやはり大混雑で賽銭箱のある中央の鈴までは3列の数百mの渋滞になっています。
お参りを済ませるまでは2時間以上かかりそうな・・・そんな渋滞です。
ソーニャは母親に「なんでこんなに並ぶのか?」の質問です。

母親は初詣、元朝参りの日本の風習を説明するのですが岩手県弁も混ざってしまい、ソーニャは理解できないようです。
そこで急に(後で母親に聞いたら上手く説明ができなかったので面倒くさくなって・・の行動だったとか。)
母親がソーニャの手を取って前列に進み始めたのです。

「すみません!!外人さんが新幹線に間に合わなくなるので・・先にお参りさせてください!!」と母親の大きな声。

「誰かがどうぞ・・どうぞ・・」と言ったら・・
「すみません。すみません。」で
あっという間に最前列まで進み10分程でお参り完了です。

日本人の譲る心と
母親の機転が利いたパワーにソーニャは感動していました。
ロシアには見られない光景と心優しさを日本で発見したようです。


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昆寛(コン ヒロシ)

Author:昆寛(コン ヒロシ)
住まい環境プランニング(同)
(高性能住宅設計:技術顧問)

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