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住まい環境プラニングは国内唯一の高気密性能を担保できる気密施工マイスターを育成する設計事務所です。 高性能住宅の熱環境分野に携わって28年、理論と実体験に基づいて省エネ住宅の開発研究、普及に努めております。住宅に大切な結露対策は得意分野、結露のトラブルも解決いたします。

新築初年度の結露の原因は?

宅の初年度の主な結露の原因は木材とコンクリートによるものなのですが、ではどの位の水分が発生するのか調べてみました。

118zjawnja1njlfmjm0ndq1mzdlsg.jpgまず木材は1m3で含水率が1%低下すれば、およそ5Lの水分が放出されます。含水率19%の木材が一冬で14%まで低下したとしたら25kgの水分が吐き出されたことになります。
木材の内、防湿、気密層の室内側に使用したものは室内に湿気が放出されることになります。木材だけでも相当量の湿気が出るのです。

一方、コンクリートの場合は次世代省エネ基準の解説書によると、コンクリート打設から1年程度で1m3当たり30~40kgの水分が放出されます。木造住宅で床断熱をしている場合にはコンクリートの湿気が室内に放出されることがありませんが、床下はかなり高湿になりやすいことに注意しなければなりません。また、基礎断熱をした基礎空間も室内に取り込んだ場合は湿気が室内に放出されることになります。

木材、コンクリートの他には、クロス施工字の水分、糊、(特に冬場の施工時に乾燥させるために使われることがあるジェツトヒータ-の水分)玄関モルタル、タイル、塗り壁施工時の水分、施工中の雨による建材の塗れ・・・などが考えられます。

この中で一番多く感じられますが、ジェツトヒーターなどを使用しない場合は、乾きやすさは室内に露出しているかどうかで決まるので、クロスはわりと早く乾燥するようです。
逆に乾燥しにくいのは壁の中に入ってしまう木材です。
木材の芯まで乾燥するには、およそ3年はかかるといわれています。

●このように初年度結露は、木材などの建材に加え、家具や生活用品からの放出により湿気が増えることが原因ですから、どの部位が結露しやすいというより、室内が乾燥しているときよりも(高い温度で)結露する・・・ということなのです。
例えば、室内温度が20℃ときにガラス(空気層12mmのペアガラス)に結露が始まる時のガラスの表面温度は、相対湿度が40%の時にはおよそ6℃ですが、湿気が多く50%の時は9℃とと約3℃も高くなります。
この時の外気温は、相対湿度が40%の時はマイナス15℃以下ですが、50%ではおよそマイナス10℃、外気温が5℃以上高い状態で結露するわけです。

●初年度結露は一般的にには特定の部位に結露するわけではありません。
工事中の雨などによって木材、建材が濡れていたり稀にどこかがプール状態になっている場合はその付近で結露が発生します。

最も気をつけなければならないのは基礎断熱をした床下。
捨てコンの上に水溜りができて床下にカビが発生する場合ですが・・・
これは初年度結露ではなく施工上の管理上の問題になります。


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昆寛(コン ヒロシ)

Author:昆寛(コン ヒロシ)
住まい環境プランニング
(高性能住宅設計:技術顧問)
住環境アルテ:代表

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